☆★依頼車両的なぁ~11 駆動系模索2★アクシス90 3WF 3VR JOG


今回は、更に駆動系の模索を進めていきますが、根本的な箇所が原因で今の現状になっているのが判りましたので、今回そこの部分を修正しセットアップ致します♪

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マフラーをエンジン特性自体理解し易いように、3WF純正に変更

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これが以前駆動系(純正クラッチ、アウター、センスプ、ベルトに変更)の変更時状態

だいぶセカンダリー側のベルト位置がハイ気味に振れておりますなぁ~

今回この3VRの駆動系で、1箇所違和感を感じたのは、プライマリー側のフェイスのチョイスです

このフェイスは、B○F製プーリー(3WF用)KIT(フェイスとのセット)なのですが、実は私も大昔このKITを入手した事が御座いますが、その時のKITはプーリー本体は仕様変更はされておりませんが(何度も言いますがメーカーにて頂点カット加工済みですがベースは横○プーリー同等品です)、フェイスの仕様が違うんです(HPの写真では昔の仕様の物で移っておりますが、おそらくマイナーチェンジしたのかとは思います)

昔の仕様は、ほぼ2XX純正品の補修用として使用出来るベースフェイスで、更にB○Fにて、フェイス面角度変更した物が使用されておりました

今回この辺が原因でプライマリー側のベルト落とし込みに弊害を起していると思いますので、今回更に模索致します

特にフェイスのボス接触面からフェイス上面(クローワッシャーが収まる箇所)の厚さを測定しました)

取り合えず、2XX純正、3AA純正改の2セットと比較致します

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これがB○F製付属です(現行品)

ノギスで測定し約7.5mmです

初期のB○Fのフェイスもそうですが、スプライン部の穴の加工処理が悪い上、私の入手した初期物は穴位置が若干ズレが有り軸ブレしてエンジン振動が増えました(爆

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これが2XX純正(3VRのSTD品)です

ノギスで測定し約6.0mmです

純正品はスプライン部の穴の加工処理は流石綺麗に処理されておりますなぁ~

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これが3AA純正改(スプラインサイズ変更、ベルト面角度変更、フィンチョップ、ボス接触面2XX純正仕様に加工済みです

ノギスで測定し約5.5mmです

この3AA純正は50用スプラインサイズですので、3WFに合わせ私が加工した物となります

B○Fフェイスのフェイス上面(クローワッシャーが収まる箇所)の純正に比べ厚さが有る事が判るかと思います

2XX純正と比較しても1.5mm、3AA純正改と比較では2,0mmも違いますので、この差はボスシムの調整幅に影響するのは言うまでも御座いません

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B○F製プーリー、ランプレート、付属フェイス、3WF純正ボス(36.5mm)、ボスシム0.6mmの構成です

この状態でクローワッシャー(2。0mm)を取り付けスプラインギアがやっと引っかかる程度突き出してるのかが判るかと思います

ですので、現状でここまでしかボスシムを追加して調整が出来ないという事となります

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B○F製プーリー、ランプレート、2XX純正フェイス、3WF純正ボス(36.5mm)、ボスシム0.6mmの構成です

見て頂くと判りますが、フェイス交換のみでこれだけスプライン部の突き出し量に余裕が出来るんです

これが駆動系をセットアップする際、効果がデカイんですよねぇ~

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B○F製プーリー、ランプレート、3AA純正改フェイス、3WF純正ボス(36.5mm)、ボスシム0.6mmの構成です

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取り合えず試しにこの仕様で組み込みました

B○F製プーリー、ランプレート、3AA純正改フェイス、3WF純正ボス(36.5mm)、ボスシム0.3mm+0.5mm+0.95mmの構成です

今までより1.15mmボスシムを追加した状態です

かなり落とし込みがセットアップ出来、クローワッシャー部のスプラインギア部の突き出しも余裕が出来ておるのが判るかと思います

何故、フェイスが原因でボスシムの調整範囲が減少していると思ったのは、プーリー本体が横○と同等品な上、頂点カット済みと言う事を考えると、ベルト落とし込み事態落ち易い様に思いますが、今現在3WF純正ボス(36.5mm)で組み込みボスシムが0.6mmが限界と言うのが負に落ちませんでした

横○プーリーKIT(3WF用)はプーリー、ランプレート、スライドピース以外、ボス(37.5mm)、クラッチスプリング、ウエイトローラーが付属されております

その付属のボスが37.5mmという仕様で、3WF純正ボスに比べ約1.0mm長く設定されております

がしかし、STDの3WFエンジンのボス、シムは長さが36.5mmボスに、ボスシムが0.95mmがSTDの状態ですので、横○の付属ボスはシム無しで3WFのSTDの状態に設定される様に仕上げてあります

ですので、3WF純正ボス+0.6mmボスシムのセットで、クローワッシャー部のスプラインギアの突き出し量が限界となるのは不自然と感じたからです

今まで3WFエンジンで横○プーリーにてセットした車両は何台も御座いますが、付属ボス(37.5mm)で組んで更に1.0mm位までボスシムを組む事が可能でしたので、やはりフェイスに問題があると特定した次第です

特に3WFエンジンはこのボスシムの設定するに辺り、50エンジン、4VP、5FAに比べ
シム調整幅が無いんです

ですので、セルギアを撤去して、ここの奥行きを調整しセットアップする方法も御座いますが、これですとセルを使用する方は無論使用出来なくなります

ボスシムの調整はミリ単位で行いますが、これが微妙で、ウエイトローラーを変更するより、フィーリング変化する位の品物ですので、かなり重要なファクターです

ベルトの長さ、幅にも影響しますので、考えに裏付けが有るならまだしも、むやみに社外ベルトを導入して迷走する方が多だ居るかと思います

大体が社外品の価格、強化を歌ってる商品、ベルトの純正品同等品を歌ったる商品等で導入してるかと思いますが、ベルトフロフィール的にこれはが丁度良いと言うならまだしも、歌い門文句に釣られ購入してるかと思いますが、まずベルトは純正品1択で良いと思いますなぁ~

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そして今回は取り合えず3AA純正改を使用しセット致します

B○F製フェイスを頂点カットしフェイス面を薄くして細工して、厚さを無くして仕上げる事も可能ですが、やはり頂点カットしますと、最落とし込みした際、ベルト接触面積が減り、加速からのベルトのトラクションが減少し、ベルトが滑る方向になり易く(加速時が一番ベルトに負荷が掛かります)エンジンパワーが有るほど顕著に露呈します

因みに私は、プーリー、フェイス共に基本頂点カットは↑の説明した理由で加工しません

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変更は、3AA純正フェイス改、3WF純正ボス(36.5mm)、ボスシムを1.15mm追加のみです

ご覧の通り、プライマリ側のベルト落とし込みが小半径になり、セカンダリ側はベルトが外に張り出せ、ローに振れておりますので、ピックアップが良くなり、クラッチミートも繋がりが良くなるかと思います(↑の写真比較すると判り易いかと思います)

カ○ベルト時よりもセカンダリ側のベルト位置は上がっております(3VP純正ベルト装着)

この辺セットアップの基準は、やはりプライマリ側のベルト落とし込みの最小半径な所を探り、(最大変速時プーリーとフェイスタッチする事と、プーリーのローラーガイドの稼動域の状態にもよります)、セカンダリ側は最大半径で設定する(トルクカムの外径が限界点とする)、イメージでセットして行く形が私的セオリーです

ようは、プライマリとセカンダリーのベルト位置の半径差が有ると、無論回転差が発生しますので、よりエンジントルクを美味く逃がせる様になりますので、無駄な負荷を減少させつつ、タイヤに動力を伝えて行く事が可能になります

むやみに過度に長いベルトを使用し、最大変速時プライマリ側のベルトが外側まで使い切れてるから良いと言う定説が御座いますが、まず必要最低限変速稼動域が確保できれば、後はタイヤ外径、ミッションギア比で調整する方がまず駆動のバランスを壊さず纏まります

後はエンジン停止時(アイドリング時も含む)ベルトの張りにも気を配らないといけません

ベルトが長ければ良い訳では無い事が何となく理解出来たかと思います?

ですが、私の場合更にココからシムを追加出来る様細工して、最落とし込み出来る様加工します♪

でわでわww