☆★依頼車両的なぁ～修理、リセッティング完了、納車★アクシス９０ ３ＷＦ ３ＶＲ JOＧ
先日、日時を決め３ＶＲを納車致しました♪
今回入庫した理由は、エンジントラブル（腰上の交換、修正がメイン）となっておりましたが、腰上に関しては、４回ほどバラし、クリアランスを目視していますが、全く問題なく当たりが綺麗に付いておりますので完調ですが、やはり今回キャブレター、点火時期、駆動調整のセットアップの方向性を変更し、依頼主さんの乗り方に合わせ、フィールを振っています
基本、昔の私の仕上げたエンジン仕様は、マフラーにも寄りますが、中速～高回転域振りにセットする形が多かったですが、ここ１０年程前からは、エンジン回転数を上げてパワーを発生する使用ではなく、必要最低限のエンジン回転数で抑え、パワーバンド内のトルクを増幅させ車体を押し上げて行く様なエンジンを仕上げる感じで行っておるのが特徴です
ですので、今回３WFエンジンベースで仕上げた車両ですが、クランクも４７．６ｍｍにストロークアップしつつ、ボアは５４ｍｍで使用し（排気量１０９ｃｃ）、フルポート加工を施しておりますが、PG管、PWK28（純正エアクリーナー改仕様）で、パワーバンドは６０００ｒｐｍ付近から８５００ｒｐｍ付近がピークで、変速終了時の回転数が約８３００ｒｐｍ～９０００ｒｐｍ位で抑えてセットしております
ピークトルク回転数は７５００ｒｐｍ～８０００ｒｐｍ付近です
思ってる程エンジン回転数が回っていない様に思いますが、トルク重視でセットアップしておりますので、この位で実際丁度良いんですなぁ～
今回は変速終了付近のエンジン回転数のレスポンスをピーキーさを無くし、フラットな特性で緩やかに回転が上昇し、旨くトルクで車体を押し出して息の長い加速をして行く特性にリセッティングしております
デチューンな感じに思えますが、フラットな回転上昇になっていますが、実際車両の伸びはこちらの方が良い感じに仕上がっておりますし、依頼主さんの乗り方に合わせております
外見でマフラーの音を聞いておりましても、そこまで喧しくなく、穏やかで有りながら、車両はグイグイ加速していますので、マフラー音と車両の動きと同調していない感じに思えたりもします
依頼主さんは「以前の状態と変わらないエンジンフィールですが、セッティングは以前と違いが有るのですか？」と聞かれましたが、「まぁ～色々お話をお聞きして、乗り味を何通りかセットアップしては有ります」とお答えしました
私がセットアップしてる際、何度かバトルモードに入るきっかけが有りましたが、相手は此方の車両の詳細が判っていないみたいですが、得体の知れない車両ですし、まぁ～舐めて掛かって来るか、警戒するかですが、余裕でクルージングして捲くってるのは言うまでも御座いません（所謂今時の４スト１２５ｃｃクラスですなぁ～）
そして、車両談義をして撤収致しました
私の３RYも今度はまた久々に５０エンジンベースから３WFエンジンに換装予定ですが、１件時期依頼車両が延期になりそうですので、その間に依頼部品、エンジン製作をして、３RYにようやく３WFを換装したいと考えております♪
でわでわｗｗ
