☆★新規純正シリンダーフルポート加工的なぁ~☆★3RY JOG


先日、純正シリンダー(4JP純正)サビ取りを致しまして、今回はフルポート加工致します♪

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左が今まで使用して、ピストンリング破損でトラブった4JP純正改

右が今回新規で使用する4JP純正です

どちらも同じ4JP純正シリンダーですが、チョイと違う部分が有るんです

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左が今まで使用して、ピストンリング破損でトラブった4JP純正改

右が今回新規で使用する4JP純正

見て頂けると判りますが、シリンダースカート部の形状が違うのが判るかと思います

刻印もどちらもY-2ですがこの様に違う仕様が存在します

基本、シリンダースペックは同様ですが(ポートタイミング、形状等)、この部分が面取りしておりますので、この分1次圧縮が今までの4JPシリンダーより低下方向になるで、有る意味ハズレシリンダーとも言える品物です

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そして、こちらが純正ピストンです

左が3YJ純正、右が4JP純正

今までは、3CP純正ピストン(3CP(6.3ps)の縦型エンジンにも使用されてるピストン)、3VPエンジンからの取り外しで基本ピストン形状は3YJ純正と3CP純正は同様の仕様(3YJ純正ピストンは裏品番で3CP刻印が打たれています)

では、何が違うかといいますと、ピストンリングの仕様が違います

3CP純正のリングの方が厚く、3YJ純正の方が薄い仕様になっております

ですので、3YJ純正のピストンの方がフリクションロスが減少しております

ですので、マニアックな縦型エンジンオンリー(49cc仕様)で弄ってる方は3YJ純正ピストンを流用致しますとフリクション減少致しますので、レスポンスがアップ致します

因みに4JP純正ピストンのリングは3YJ純正と同様の物です

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左が4JP純正、右が3YJ純正

見て頂くと一目瞭然ですが、ピストントップの形状の違いが判りかと思います

ピストンリング位置も同様ですが、スキッシュエリアの位置、トップの形状の違いでかなり、圧縮比が違いが有るんです

これだけ違うとかなり2次圧縮が低下しており、STDの状態ではかなりエンジンフィーリングの違いが出てきますねぇ

アプリオ(4JPの前期エンジン)に装着されておりヘッドも4JP純正の構成で組まれております

ですが、その後3YJ純正ピストン、3YK純正ヘッド仕様にマイナーチェンジされております

4JP純正ピストン、ヘッドは実はかなり有る意味レアなパーツとも言えますなぁ~

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サクっと以前とぼぼ同様のポート仕様に仕上げましたが、若干排気ポートのタイミングを1.0mm程変更して彫りました

後はオイルストーンを使用して、シリンダー上下面も面出しをして完成♪

あのジャンクだったシリンダーがSPLシリンダーとなり復活♪

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フルポート加工致しましたが、基本形状は以前の4JP純正改と同様に掘って有りますが、排気ポートのみタイミングを若干変更したのと、後は↑で記載した、シリンダースカートの形状の影響で1次圧縮にどの位影響してるかが気になりますが、まぁ~この辺も組んでみて、状況により対応して行く感じかと思います

でわでわww