☆★依頼車両的なぁ~31 フロントフォーク、ステム周り点検☆★3YK 3YJ JOG
今回はフロントフォーク、ステム周りを点検致します♪
ブレーキ周りを組み込む前に行ないます
フロントフォークを取り外しました
この手の純正グリスダンパー仕様のフォークは、大概、動きが悪くなり、フォークとしての役割を果たしていない状態になってる事が多く、それを気に社外フォークや純正流用フォークに変更するチョイスも有りますが、この3YK1の純正フォークはとても状態が良く、フロントフォークがストロークもしております
ダストブーツは片側のみ、1箇所切れが有るのみでした
ステム取り付け部のサビは差ほど発生しておりません
ダストブーツを取り外し、インナーチューブを目視致しましたが、変に当たりの強い箇所も無く、インナーチューブにサビがないです(大概この手のフォークはインナーチューブがサビて動きが悪くなる要因となります)
そして、ステム周りをが若干ガタツキが有りましたので、1度取り外し古いグリスを取り除き清掃して(殆どグリスは抜けておりました)、ロア側のみ対策後ボールベアリングに変更し組み、グリスを新規で注入し、アッパー側はSTDボールベアリング(26個)を使用し組み込みました
アッパーボルトを有る程度調整しつつ締め込み、ストッパーボルトを使用しダブルナットで留め、ステムの動きを確認致しましたが、ガタツキも無くなり、以前よりもスムーズにステムが稼動する様になりました
フロントフォークのアウターチューブをクレンザーで磨き洗浄し、細かい箇所は歯ブラシで磨き汚れ、サビを取りました
インナーチューブはパーツクリーナーを吹き、ペーパーウエスでグリスを拭き取り、その後空拭き致しました
新品純正ダストブーツを取り付けます
ステム部のフォークストッパー用Cリングです
そしてダストブーツをフォークに被せ、インシュロックでダストブーツアッパー部に締め付け、フォークをステムに取り付け、Cリングをアッパー部に取り付け後ステム部のインナーチューブ固定ナットを締め付けました
メーターギアは3YK1は3RY品番の物が装着されております(ですので、タイヤサイズが80/90-10と言う事でなんです)
タイヤサイズを90/90-10に変更する場合は、3VP純正メーターギアに変更すれば、ギア比も変わらないですので、メーター誤差になりません
ギア部をバラシ、古いグリスを取り除き、パーツクリーナーで洗浄して新規でグリスを注入しギアを組み込みました
後記載し忘れましたが、フロントアクスルシャフトのボルトを緩めようとしましたが、かなり硬く、何とか取り外しましたが、やはりアクスルシャフトの目地が逝かれておりましたので、まず間違えなく、キャリパーもそうですが、インパクト(エアーツール)で締め付けてる恐れが御座います
ですので、アクスルシャフト、ボルトをストック品と交換致しました
タイヤがD307に交換済みですので、タイヤ交換する際、キャリパー、アクスルシャフトは緩めて取り外しますので、まずその時に行なった作業で遣らかしてる可能性が大ですなぁ~
特にバイク部品は、ボルト類は車と違い径が細いですので、ボルトを緩める際のみ使用するならまだしも(私は取り外す際もまずインパクトは使用しません)、締め付けの際はトルク管理が難しく、ナットはキッチリ目地に有っていなくても、ボルトは難なく閉まって行きますし、特に目地がアルミ素材なら柔らかい上、目地を1発で壊してしまいますので、バイク部品のボルト、ナットは確実に手動工具(メガネ、ラチェットレンチ等)を使用し作業を行う様にした方が、トルク管理もし易いですし、力加減も体で覚える事が出来る様になります
インパクトを使用してバイクをバラシ組み立てるのは、私的に有る意味素人思考かと思いますなぁ~
インパクトは楽な様で、使い方を間違えると無駄な作業が増えるだけで、更に作業に無知な方に限って使用して失敗する傾向が御座いますので、まずバイクではエアツールを使用するのは止めるべきです
この車両もそうですが、行なわなくて良い作業が多だ有りましたが、大概がボルト関係のトラブルですので、無駄な作業を増やし、壊さなくて良い箇所が増え、修正しなければいけない事になってるのは理解出来るかと思います
この様な、命に関わる箇所は特にインパクトを使用せず、キッチリトルク管理してボルト、ナットを締め付け、私の様に長年バイクを弄ってきて、長年の経験で感覚的にトルク管理が出来てる方ならメガネやラチェットで締め付けて行く事は判りますが、インパクトはボルト径に対して一々トルクを変更して使用してる方などまずいませんので、何度も言いますがバイク点検、交換時インパクトでボルト、ナットの締め付けは絶対駄目です
これでブレーキ周りの組み込みに入ります
でわでわww