☆★依頼車両的なぁ~51 駆動系セットアップ☆★3YK 3YJ JOG


今回は駆動系をチョイとセットアップ致します

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今現在、駆動系セットアップは各部分解、洗浄、クリスアップして組み込み、ボスシムのみ抜いてる状態で組んでおりますので、ほぼSTDの状態です

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セカンダリー側のベルト位置はこんな感じです(3KJ純正ベルト、ボスシム抜き状態)

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プライマリーの状態です

今回は部品加工、社外部品に交換してチューニングは一切行わないで、FN仕様に近いセットアップで、乗り手に合わせます

入庫時はプーリーにベルトラインがクッキリ付いておりましたが、今はベルトラインが消えておりますので、以前より変速域が増え、エンジンが伸びているのが判ります

ですが約外周5mm以上まだ稼動出来る状態では御座いますが、プーリー加工(ハイスピード化)は行いませんので、純な変速稼動域、フィーリングを極力生かし、加速から変速時を重視して、美味しい所を探しセット致します

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上が3KJ純正ベルト
下が3VP純正ベルト(もうとっくの昔にデットストックのベルトです)

3KJ純正ベルトは今現在幅16.0mm、長さ788mm
3VP純正ベルトは16.2mm、長さ795mm(3VP純正ベルトは3WF純正ベルトとスペックは同等品です

ベルトは長ければ良いと思ってる方は、まだまだ何も理解していないかと思います

何時も言いますが、ベルトが長ければそれだけロスになります

今回の様にエンジンがSTDで50エンジンであれば尚更、この辺のチョイスでかなり良くも悪くもフィーリング変化致します

ですが、今回駆動系は一切加工せずセットアップしませんので、3KJ純正ベルトですと変速中のピックアップ良いですが、最大変速時のエンジン回転数がやはり若干吹け切り気味ですので、若干長い3VP純正ベルトに交換致します

ウエイトローラーの重量はSTDの状態で固定します

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そしてプライマリーを組み込み3VP純正ベルトで組み込みました(ボスシムは抜いております)

3KJ純正ベルト時に比べセカンダリーのベルト位置は上がり、ベルトの張りはキッチリ出ておりますので、良い感じかと思います

早速、試乗してきましたがクラッチミート時一瞬エンジン回転が高まり良い感じに発進致しますが、変速時にエンジン回転が下がり変速にムラが出ておりました

しかし、最大変速時は今までよりエンジン回転数若干下がりましたが、速度の伸びは以前より有ります

単純にウエイトローラーを軽い方向にセットすれば変速時のムラは解消出来ますが、この症状は3YK1は3FC純正トルクカムが装着されており、3YJ純正センタースプリングと言う仕様ですので、3FC純正トルクカムの特徴は溝角度は立ち溝ですので、キックバックが弱めに設定されており、これを3AA純正に変更すると言う選択肢も御座いますが、50STDエンジンベースなら3FC純正トルクカムを使用し、センタースプリング変更で3YK純正に変更し純正部品の範囲内でレートを硬くし、変速に弊害が出ない程度でキックバックを強める(ウエイトローラーを軽く設定するのと同様の状態)でセットいたします

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左が3YJ純正、右が3YK純正

見た目では長さが全然違います

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そしてセンタースプリングを3YJ~3YK純正品に変更致しました

更に試乗した来ましたが、ウエイトローラーは変更していないのにも関わらず、変速中の回転ムラも無くなり、スロットル開度に対してピックアップ良くエンジンが反応いたしますので、旨くセット出来たと思います

最高速は特に気にしておりませんでしたが、若干今までよりも伸びてしまいました(汗

ですが、帰宅して何やらマフラーから異臭がぁ~

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何とマフラーがチンチンに熱くなり、マフラープロテクターが解け掛かっておりました(汗

ですので、若干グルーガンで修正致しました

かなりエンジン自体効率良く排気され、排気熱をマフラーに逃がし切れているのでこの様状況では御座いますが、やはりこの様な状態では過剰にエンジンに熱が発生しておりますので、キャブレターセットはまだ何もしおりませんですのでココ対処し、プラグは今現在7番ですが、これを8番に変更すれば対応出来るかと思います

ですが、今の現状でもへたな、チューンドマシンよりもバランス良く、楽しく走行出来る状態には仕上がっておりますなぁ~

でわでわww