☆★依頼車両的なぁ~64 腰上の状況、セットアップ★アクシス90 3WF 3VR JOG


今回はエンジンのセットアップもおおよそ完了してきましたので、エンジン製作後腰上の状況を確認しつつ(ピストン、シリンダースリーブ内の当たり具合)、2通り程腰上調整(ベース、ヘッドスペーサー厚調整)をして行きます♪

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早速腰上をバラして行きます

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シュラウド関係を取り外し、腰上外観、周囲を確認致しましたが、各部オイル漏れも無く、シュラウドも確認しましたが、ヘッド吹き抜け痕も御座いませんので、良い状態で組み込まれております

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プラグは先日7番から8番変更(新品 BPR8HS)致しましましたが、この様な状況です

アイドリング、低速付近はカーボンが薄っすら乗ってる状況で、メイン域はデポジットも出ておりませんし、色も綺麗に出ておりますので、フィーリング重視でキャブセットしておりますが、セッティングは美味い事調律出来ております

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腰上をバラしました

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ピストンの状況ですが、新品腰上(4DM)をフルポート加工して、その際ピストンクリアランスはキッチリ取っておりますので、まず当たりは良い状態で保たれてはおるかとは思いますが、この様にピストンの当たりは綺麗に取れてるのが判るかと思います

エンジンOH後約300k程走行してる状態となります

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ピストンTOPはこの様に比較的綺麗に保たれており、焼けも丁度良い色目ですので、燃焼温度も丁度良い感じです(プラグの色と同調しております)

後はデトネーション痕も御座いません(右上の1箇所点の様に打痕してるように思えますが、これはピストン製造時の名残です)

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ヘッドは薄くカーボンが乗っておりますが、若干ウエット気味のカーボンですので、状態としてはやはり燃焼温度は良い状態で稼動してると判断出来ますなぁ~

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シリンダー上面(ヘッド接触面)も吹き抜け痕も無く、シリンダースリーブ内の状況は、この様にクロスハッチも残っており、若干ピストンスカート部の稼動域(腰上下部分)には若干擦れは御座いますが、クロスハッチも残っており、爪に引っかかる様な擦れでは無いですので許容範囲です

ピストンのリング部分稼動域は、同様にクロスハッチも残り、綺麗に当たりが出ております

この様な状況でしたので、腰上は特に修正箇所がございませんので、シリンダー、ヘッドの液ガスを綺麗に取り除き、オイルストーンで面出しして、再度組み付けるのみで良いかと思います

スリープ内のオイル付着状況も、流石50ポンプで稼動していますので、無駄にオイルを消費せず、フリクションも軽減しております

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そして2セット程腰上調整して組み込みましたが、一番フィーリング良いセットは、一番始めの状態より、腰下のベース厚は変更せず、ヘッド側のみ若干圧縮を上げ方向にセットして落ち着きました

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ピストン上死点時のピストンの状況です

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ヘッド、ベーススペーサーに液ガスを塗りこみ、アウターローターを回転させ芯出しをしながらスタッドボルトを締め込み腰上を組み込みました

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後、序にオートルーブポンプ(規制前50用)のオイルシールを新品に交換後状況を確認致しましたが、オイルシール部からオイル漏れも無く美味く稼動してる事が確認出来ました

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シュラウド、ファン関係を組み付け、PG管を装着して完了♪

これでおおよその3VRに関しては作業は何とか終了したかとは思います

今現在、エンジンはかなりパワー、トルクも盛り上がり、3VRのフロントヘビーな車体+ウインドシールド装着してる車体にも関わらずフロントがガッツリリフトして行き、あっと言う間にエンジン回転数が上昇し、一気に3VR純正メーターでぬわわkに達し、その勢いで表示不能領域まで達して行きます♪

でわでわww