★☆私的シリンダーorピストンの慣らし的なぁ~★☆

シリンダーorピストンの慣らしって皆さんどうやっていますか?
 
私の場合、例えば3WFの台湾製のボアアップキットを使用する際、まずピストンにリングを付けない状態で、シリンダーに合わせて抵抗無くストンと落ちるかどうかを見ます。
 
社外ボアキットは、間違い無くクリアランスがかなりキツメにセットされています
 
かなり、ロッドによって、シリンダーがセンターズレを起こしている物もありますし、ピストンも当たりの強いものがあります。
 
リアランスがきつい物は、シリンダーにピストンがストンと落ちる所までホーニングし、バリが出てる場合は、面取りしてポートの大きさがバラバラな場合は形状を合わせています。
 
新品ピストンは必ず、リングの合口部分から、垂直に下ろした面はペーパーでクロスハッチ気味にある程度極端に当たりを調整しています。無論ピストンも面取りします。
 
それは何故か!私の経験上新品ボアを入れて当たりを見る為にシリンダーを外すと必ず当たりがきつめに出ているのでこの処理はしています。(処理をしても若干当たりがきついくらいです)
 
ピストンには、焼き付き対策で、ザグリ加工or1mm程のオイル溜まりの穴を開けたりもしておりますww
 
そしてピストンの側面に、ブラックスプレーを吹き、リングを取り付け、試しにシリンダーを仮組みし、当たりを再度確認し、当たりがまだキツければ、その場所に色をを吹いた部分にキズが入っている箇所が、まだ当たりがキツい場所なので、ペーパーでヤスって上げればOKです。
 
 
磨いだ後ピストンに残ったブラック塗装は、キャブクリ、パークリでさっと落ちますので問題無いですw
 
しかしこれでも組上げて芯出ししてもまた当たりの変化は有りますので、有る程度走行後、再度目視して判断するのが良いでしょう。
 
後は組み付け時、シリンダーとピストンを組む時、オイルを塗りますが、私の場合薄っすらのる程度で組んでいます。
 
それは何故か!ここからが本題!
 
私の場合、ある程度予測していたジェットを組み、慣らしはエンジンを温め、すぐにほぼ全開に近い状態で約2~3km程様子を見ながら走り、またシリンダーをばらし当たりのキツイ所は、ピストン側だけペーパーで再度当たり調整し、また組んで終わりです。
 
(ピストンはアルミ製ですので熱変化、熱膨張が起こりやすいので、当たり調整はピストン側で行います)
  
メーカー指定の、低回転で長距離を走行ですと、トロトロ走ってる上、ピストンリングにカーボンが溜まり寿命が早まります。
 
シリンダーを組む時にオイルを一杯塗ったくるのも、カーボンが溜まりやすいのでリングの寿命が早まります。
 
無論、ガソリンタンクにオイルを入れたりもしません。
 
下ごしらえさえちゃんとしていれば抱き付きや焼き付きは慣らしの段階でならないです。(ジェット類がそれなりのセットが出ているのが条件)
  
トラブルを最低限に抑えたいのであれば、手間をかけてやればイイ方向に行ってくれるというのが私の持論ですねぇ!
 
正直、私の場合シリンダーは、抱き付きを一度起してからが本領発揮みたいな所がありますねぇ!
 
あくまでも私の慣らし的なぁ~考え方なので、参考まで(笑