★☆依頼車両 ビーノ(5AU)的なぁ~2★☆



本日帰宅後、ギア周りの点検を行ないました♪

車両を一番初めに試乗して気になったのは、3WF駆動ケース開放ですので余計気になりますが、やたらとギア鳴りがするのと、発進時Rタイヤは一瞬ブレるのと(Rホイールを確認すると眼でわかるくらいブレてます)、Rホイール付近がオイル付着をしているのが目に入りました。

        ギアベアリング関係は、依頼主さんがチョット前に全部交換したらしいです。

イメージ 1

     そしてドレンボルトを取り外しましたが、何と銅ワッシャーが入っておりませんでしたぁ~(汗

                  後は、オイルの量が規定量より多めに入っていました(汗

依頼主さんからは、オイルの量は適当に入れておりますとは聞いていましたが、これはまず有り得ない組み込みですなぁ~

イメージ 2

 ですので、オイル量を入れ過ぎますと、空気管からギアの回転が上がり内圧が高めリ噴出してしまいます。

                       無論ホイールもオイルだらけです(汗

                       内圧を安定させる為の管ですのでww


イメージ 3

                     そしてギアをバラシましたが、チョイと唖然(汗

                           さて間違い探しですww

                       不具合箇所はどこでしょうかぁ~?

イメージ 4

 そしてワッシャーが取り付けて有りますが、こちらには必要なく、何のワッシャーか判りかねますなぁ~(汗


イメージ 5

Rホイールのブレの原因はファイナルギアの付け根付近のツヤツヤな箇所がリアランスが広くなり、ガタが発生しておりました。

                  0.4mm程寸法が変化しております

                   ギアを取り付け状態で、かなり動きました。

ケース側が減っていたら、ケース交換になり上無駄になり、こうなると1機エンジン購入してそれをレストアした方がマシですなぁ~ってなりますなぁ(汗

イメージ 6


そして上の正解は、 コニカプリングワツシャ、プレートワツシャが取り付けて無くセカンダリーギアが遊んでる状態になっており、ギア鳴りが発生していたと言う事ですなぁ~

   後は、プライマリーギアのベアが、開放型でなく、密閉型のベアが装着されていました。

ここは、密閉にしてしまうと熱がこもり、オイルも潤滑で来ませんので開放に変更致しましたと言うより、元に戻しました(汗

イメージ 7

        そしてストックの42丁のファイナルギアを組み込みましたが、ガタは無くなりました。

プライマリ、セカンダリギアも当たりが強くなっていて、バッククラッシュも緩くなっておりましたので、ここも同時に交換致しました。


イメージ 8

           コニカプリングワツシャ、プレートワツシャ、ガスケットを組み付け

イメージ 9

      プライマリーギア、カバーを取り付け、オイルを100cc入れて、ホイールを取り付け終了♪

                                早速試乗♪

発進時のRホイールのガタ付きも無くなり、手で確認しても触れは無く、一番重要なギア鳴りは音が消え静かなマシンになりましたww

後は、ギアのバッククラッシュが正常値になりましたので、発進時ロス無く伝達してくれるようになりましたなぁ~


キッチリ手を抜かずワッシャー足るものには、理由があって装着されていますので、その辺はキチンと組み込んで下され(汗