☆★セカンダリー周り的なぁ~☆★BW’S100


  チョイと忙しかったのと、天候が悪かったので作業更新が出来ませんでした(汗

先日、ようやくオフセットシム(1.0mm)が到着致しましたので、純正トルクカム(装着されていましたのが3AA純正でした)を稼働域延長低速側0.4mm、高速側1.0mm、スリットストレート加工を致しました

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                      これが加工後です

純正ベルト(ベルトは4VP品番ではなく、5FA品番の物が装着されておりましたので、前オーナーが新品に交換したのかもしれません)を使用しますので、実測でベルト幅が17.1mmでしたので、1,0mm高速側の稼働域を延長できっちり最端部まで落とし込みが可能になります

4VPや5FAはここをまず解消してあげないと、プライマリー側をセットアップしても、ベルトが最大変速時、ベルトの張りがかなり負荷が掛かり、それがエンジンパワーロスになり伸びが無くなる上、4VPや5FAで良く起こるベルト切れも解消出来ます

私のイメージ的には低速側の稼働域延長は、低速時(アイドリング時)極力初期からベルトの張りを持たせられるようにしロスと無くし、大概の方は高速側の稼動域延長加工はプライマリー、セカンダリー側の変速域をハイ気味にセット出来ると言う考えかと思いますが、私はそれも理由として御座いますが、一番大切なのは最大変速(プーリーとフェイスが接触している状態)でベルトの張りを極力減らし、クランクからの回転出力をロスしないようにするという考えの方が重要かと思います。

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これが1.0mmオフセットシム、1.0mm稼働域が延長致しますのでクラッチアウターも同時に外側に逃がさないと接触いたしますので、シム仕込み逃がします

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     こんな感じで、シムを入れて丁度1.0mmでツラ位置になっております

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仮組みでセンスプは装着せず、クラッチを組み込みベルトを最端部まで落とし込めているのは確認致しましたが、4VP、5FAの場合延長加工しても、センスプを装着してベルトを最端部まで落とし込もうとしても、センスプの縮んだ状態で、縮んだセンスプの寸法が長過ぎてトルクカムが開き切らず、ベルトが落とし込めない事が多だ有ります

これでは、せっかく稼働域を延長しても意味が無いです

ですので‥

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センスプも4VP純正ではなく、5FA1純正に変更してありましたが、センスプのロアシートをサンダーで削り両サイドを約0.5mm程、計1.0mm(実際にはもうチョイ削りました)に致しました

これで装着致しましたが、問題なく落とし込めるようになりました

この車両のセンスプはヘタリが少なかったので今回加工いたしましたが、ヘタリ気味の純正センスプ等が有ると実は延長加工したトルクカムにフィッティングしたりしますので、捨てずにストックしておくと良いと思います

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100kほど走行し、駆動系の状態を目視致しましたが、フェイスは4VP純正ですので、外径が約105mmで、今現在横○プーリー(3WF用)を装着(100mm)でマーキングが約101mm程の所で消えておりますので、この位で稼働してる位が丁度良いと思います

後は重要なのは、マーキングが消えている位置ではなく、ベルトのブラックラインが出ているかという事です。

この車両は写真で見て頂くと判りますがブラックラインが残っています

残っていない車両は先ほど上で説明した、最大変速時のベルト負荷が掛かり過ぎている証拠です。

ベルト負荷が過剰に掛かっていない車両が、最大変速時ベルトが、若干微々たる物ですがバウンドしこの様にブラックラインが出来ます

50や3WFは物理的にフェイスが100mm以上の設定が御座いませんので、ここの確認は出来ませんが、純正ノーマル車両の駆動系周りを見た事が有る方なら何となく想像出来るかと思います

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ポン付けで実際加工後は低速時もロスが減少し、発進が俊敏になり、高速域は最高速時はエンジン回転数が若干下がりましたが、区間タイムも縮み、最高速は今までよりも伸び、最大変速時のベルトの過剰な張りの感覚(エンブレが掛かってる状態に似ている感覚)も無くなり、ウェイトセットを変更すれば更にバランスが良くなると思います。

もうチョイクラッチミートの設定を上げた方が良い感じですが、この辺は最後設定し直すか決めたいと思いいます♪