☆★依頼車両的なぁ~15☆★アクシス90 ステーター フライホイール


                    続きです♪

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シュラウド関係もかなり汚れておりましたので、洗浄剤に漬け込み後、タワシと歯ブラシを使用し、丹念に洗浄致しました(特にファンが艶消しブラックが吹かれており、取り除くのに手惑いました)

特にシリンダー側のシュラウド内部は綺麗にしておくと、ヘッドが吹き抜けを起こした際、油汚れが付着いたしますので、判別がし易いと言う事で綺麗にしておいた方が良いです

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       上が取り外した某ショップさんで加工したフライホイール

               下がSTD(3WF純正)

約120g程軽量になっておりますが、この位まで軽量してしますと、レスポンスは確かに上がりますが、トルク抜けを起こしてしまいます(特に上り坂で、スロットルを開け直し、再度スロットルを開けて行った場合、回転がかなり下がりスポイルします)

純正マフラー、スポマフ系ですと無駄に軽量にするより、現状のままか(STD)、逆に重くする方向にした方が、エンジンにトルクが有る仕様ですと影響され易いです

      私が逆に重い方向に変更しています(フライホイール、セルギア)

判りやすいのが、同様のエンジンスペックでの比較です、上り坂を走行中スロットルを戻し、再度スロットルを開け返すと、軽量の方は回転が結構下がった所から駆動に伝達致しますが、STDもしくは重量アップされてる物を入れてる場合、回転は差ほど変化せず駆動に伝達しています

上りでこのくらいフィーリングが変わるという事は、平坦な道や、下り坂では間違いなくかなり影響が有ると言う事です

軽量はレスポンスが良くはなるが、音的に良い感じになっているように思えて実は差ほど、走行性能と同調していない感じになります

逆にSTDもしくは重量アップの場合は、音的に派手ではないが、エンジン出力が動力に上手く乗り違う意味で同調していない感じになります

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  オイルポンプ汚れておりましたので、エンジンフォーミング剤と歯ブラシを使用し洗浄

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    取り外したステーターベースです(某ショップさんが長穴加工した物です)

      何回目になりますかぁ~何なんでしょうねぇ~この加工はぁ~

             棒ヤスリで加工した感じですねぇ

               もうあえて何も言いません

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          そして私が修正、長穴再延長加工を致しました♪

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取りあえず進角は全開でセット致します(まぁ~大体いつもこれで固定されると思います)

   本来は全波整流化も行う予定でしたが、予算の関係上今回は製作致しません

後、前記事にも記載いたしましたが、何かとステンキャップボルトを使いたがる感じですが、エンジン(アルミ)にはステンボルトは危険です。

重要な箇所はやはりスチールボルト(純正で使用されてるボルトが一番安定している)使用した方がアルミ地に対して腐食し難く、ステンはサビは発生しませんが、アルミに使用すると、熱が変動する箇所や、水分が溜まりやすい箇所ですと、ステンボルトに焼きが入る上(ボルトを緩める際アルミ地の目地を破壊する恐れあり)、折れる可能性が大ですし、アルミ側も腐食が発生致します。

ですので、エンジンの重要部分にはステンボルトをどうしても使用したい場合は、スレッドコンパウンド等を兼用してご使用したほうが良いですが、私はお勧めいたしません

バイク屋さんで、この様にエンジン、キャリパーにステンボルトをあえて交換している様な作業をしてる所は、ドレスアップ重視で、安全面等は全く考えていない整備です

クランクケースのボルト(6本)をステンに交換などしたら、危険過ぎる上、ケースにダメージが発生する恐れが御座いますので、純正ボルトで止めるのは無論ですが常識です

ですので、ステーターベースに取り付けてあったステンキャップボルトが取り外し、デフォのボルトに交換しておきました。

      ステンはサビが発生しませんが、実はあまり強度が無いんです

  私はボルトにサビが発生したら交換するか、亜鉛メッキのボルトに交換いたします

今回インマニのボルトをステンに変更いたしましたが、場所的にサビが発生すると次に取り外す際厄介なので、あえて交換いたしました

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          フライホイールは3WF純正無加工に変更致しました

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マフラーとファン(やはりステンボルトを使用しておりますがフライホイールはスチールですので問題は出難いかと思います)、シュラウドを組込み完了♪

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そして、駆動系、燃料系を何も変更しない(こうする事でフィーリング変化を判り易くする為)でエンジン始動♪

エンジンは始動致しましたが、若干アイドリングが低くなりましたので、アイドルスクリューで調整後、安定致しました

その後、アイドリングを保ちつつ、各部を目視して、異音等の確認しつつ、エンジンを温め、チョイと走行致しましたが、クラッチミートがかなり低く設定しているにも関わらず、3VRはスワップ車両に比べ車重が重いですが、クラッチミート後フロントの接地感が無くなり、そのままスロットルを開けると浮き上がっていきました(汗

              トルクが太い証拠ですねぇ

少し走行して、何もセットしていませんが、もうこの状態でも普通に走行可能な状態では有りますが、ですがキッチリセットします

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今現在、キャブセットはデフォに近い状態ですが、始めはメインを3ステップ大きくして見ましたが明らかに濃い状態でしたので、今までより1ステップメインを濃くして、スローは現状、ニードルは3R01を使用(STD)、一番濃い状態に致しましたら、纏まりましたので、取りあえずこの状態を軸に、セットして行きたいと思いますが、慣らしを少々して(殆ど私は行いませんがぁ~)メリハリをつけて走行して、シリンダーから来る音を聞き取り問題な無さそうでしたら、80%位のスロットル開度まで走行して本セットをして完成となりますねぇ(この段階でクリアランスが怪しそうな感じがした場合は腰上をバラし確認して、状況に応じてクリアランス再調整致します)

ピストンクリアランスに関しては、ポート加工する際有る程度見切りを付け、修正しておりますので、恐らく問題ないかと重います(ぶっちゃけアイドリングで若干ピストン打音が出てる位が丁度良い感じかと思います)

     後はトータル的に各部バランス取りをして纏めて完成となる感じです

                   でわでわww