☆★依頼車両的なぁ~16☆★アクシス90 セッティング纏め


先日、4DMシリンダー(54mm 3WF純正マフラー専用フルポート加工を行い、無見込み色々何通りかセットを変更し、一番纏まってるセットに致し、夜中のセッティングを約往復100km程走行して来ました♪

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この仕様はここ最近何台か製作致しておりますが、やはり壊すリスクも少ない上、比較的ローコストで製作が可能で(ベース車両の状況にも寄りますが)、データー的にも有る程度持ち合わしていますので、作るにしてももう慣れた物ですねぇ~

そして何より、社外部品は腰上、プーリーのみで、後は純正部品を加工、流用して纏め上げている為、もし車両に不具合が出たとしても、普通の技量の有るバイク屋さんなら、何とか現状を把握して修理出来るかと思います

そして色々な乗り方を致しました、始めは加速~中速域の状況を体感致しましたが、クラッチミートは17Lに変更致しておりますので、チューニングエンジンとしてはかなり低い回転数で繋がり(3000rpm位)そこからスロットルを開けると、アク9のフロント車重を物ともせず、浮き上がっていきます

ですので、アイドリングも低め(1800rpm前後)にしてセットしていないと、半クラッチ状態(センスタを立て、Rタイヤが動いてる状態で若干タイヤが回転している)高過ぎますと駆動ロス気味になります。

しかし、下からのトルクも増幅していますので、ポートタイミング、弦長拡大を意識し過ぎてるポート加工ですと、まずこの様な状況ではスポイルして、パワーバンド自体が上にずれると言う傾向になります

       後はジェットポートの角度修正も実は肝だったり致します

そして、各回転域から、スロットルを当て返してトラクションの掛かりを確認致しましたが(駆動系の反応速度的なぁ~)、3WF純正マフラーの実用領域の回転域ですと、どの回転域からでも、押し出し感が感じられ、有る意味一生懸命感の無い、どの速度域からもスロットルを開ければ加速体勢に入れる仕様です

派手な加速感は無いですが、車両自体の音量も静かで、あの3WF特有ファンの音(私は3WF新車時に乗った時一番お気に入りなのはこのファンの音です)

まずマフラー交換するとこのファンの音が掻き消され、有る意味3WFマフラーに拘る理由としては、これが一番の理由だったりも致します

そしてワインディング走行も致し、アク9は車重はJOGに比べ重いですが、安定感はあり、スワップ車両(4VP、5FAエンジン)ですと、やはりホイールベースが、タイヤ外径等が変更されてしまいますので(私の3RYJOGでも言える事ですが)、デフォの状態ですと、コーナー旋回時の安定感はやはりアク9は素直な感じに思えます

このアク9を乗った後、自分の3RYJOGに乗りますと、この辺は良く理解出来ます(正直Rタイヤは3.50-10か100/90-10に変更したいがギア比の関係上装着を避けております)

         そして長い直線で、どこまで速度が伸びるか確認

  発進が先ほど説明した感じですので、惰性に近い状態から走行して行きます

その後変速終了して、大体300m位でよわkまで到着して、その後約800m程全開走行致しましたが、ノッキング音も無く、危なげな感じは無いですので、腰上は旨い事クリアランスが取れてるかと思います

800m走行時で、アク9メーター読みで、約ぬわえk程(メーターの張りは超えていますので厳密ではない)位まで出ておりました(90/90-10 31丁)

変速終了時から、エンジン音が一定の音に変わり、ですがメーターの張りは伸び続け、トルクで車速が伸びている形が体感出来る事が出来ました

いつもこの状態と同じ車両を製作して思うのが、私も色々なエンジン仕様を製作致しましたが「やはりこのエンジンパッケージがシンプルで、待ち乗りですと一番気持ち良く走行できるなぁ~」と思ってしまうのが私の正直な感想です

私自身がこの様に思ってしまいますので、依頼主さんはもっと試乗して体感した時は、チョイと驚いてしまう感じとなります

この仕様からステップアップも可能ですし、有る程度弄れる方でしたら、ご自分の技量の中で色々模索して自分セットを出して楽しむのも良いかと思います

100k走行致しましたが、トラブルも無く、この状態で納車可能かと思いますが、最後各部点検して納車する予定です

                 でわでわww