☆★依頼車両的なぁ～２８☆★アクシス９０（３ＶＲ８）新品ピストン
注文していた新品ピストンＫＩＴが到着致しました♪
ＫＪＴ製ピストンＫＩＴです
最近３ＮＷ刻印入りピストン（ＪＣＣ製）が見かけなくなり、先日もピストン交換した４ＪＰ＠３ＷＦのピストンをした際はＣＭ製が来て、３ＮＷピストンよりもスキッシュ、ピストントップの盛り上がり具合がリフト気味の物ですので、チョイと不都合ですので（ＳＴＤクランクなら丁度良い感じ）違う所から購入しＫＪＴ製に致しました
基本、３ＮＷピストンと形状は似ていますが、ピストントップの肌が荒れ気味です
４７，６ｍｍクランク仕様ですので、スカートチョップして、必要に応じてクリアランス調整、マル秘加工致します
左が今まで使用してた３ＮＷピストン、右がＫＪＴ製
写真を見て頂くと判りますが、スキッシュ付近の位置関係が３ＮＷよりもＫＪＴ製の方が約０．５ｍｍ下がり、ですがピストントップの突き出し量はＫＪＴ製の方がリフトしております
今現在、３ＮＷピストン、３ＶＲ純正ヘッド（無加工）、ヘッドガスケット（１．４ｍｍ）の設定でしたが、シリンダー上面から約０．５ｍｍスキッシュが飛び出ている状態でしたので、ＫＴＪ製に交換すると↑で説明致しましたが、スキッシュがほぼシリンダー上面と面位置に寸法です
ですが、ピストントップがリフト気味ですので、燃焼室の容積的には同等なるかと思います
シリンダーはダメージは今回のトラブルで出てはおりませんが、新品ピストンを合わせて見ましたが、若干キツイ箇所が御座いましたので、軽くホーニングして処理致しました
ピストンリングは新品でも角が出てるので、面取りをしておきますと、組み込み、初始動の際、ポート部を通過する際、引っかかり難く出来ますので、処理をしておいた方が良いです
そしてピストントップは最初は荒めのペーパーを当て仕上げは８００番程度のペーパーで慣らしました（あまり削り過ぎますと強度的に問題になります）
梨肌を完全に無くなる程処理しますと削り過ぎになりますので、この程度が限界です
製造工程的に型から抜き取り、その後機械加工で修正してあるピストンでしたら鏡面にしても良いかと思いますが、私的にこの辺はあまり拘らなくても良いかと思います（鏡面処理をすれば表面積が減る事により、熱伝導を抑える事は可能にはなります。荒ければ表面積が増えますので逆に作用します）
スカートを約３．０ｍｍチョップして逃げ加工致し、マル秘加工し、後は各部面取り、バリ取りして、クリアランスがきすそうな箇所を少しペーパーを当てました（シリンダー側をホーニング致しましたので、問題無いかと思いますが）
その後洗浄して、シリンダーにピストンを入れクリアランスを目視致しましたが、問題ない感じでしたので、この状態で一度組み込み、再度分解して当たりを見て問題なければこれでＯＫかと思います
左が３ＶＲ純正（無加工）、右が３ＶＲ純正（加工済み）
ＳＴＤの燃焼室の内径は５１ｍｍですが、今現在のピストンは５４ｍｍですので、スキッシュエリアはヘッド面～ピストンスキッシュ位置のクリアランスで決めます
上は３ＶＲ純正（無加工）、下が３ＶＲ純正（加工済み）
無加工品はスキッシュ付近の段差が約１．５ｍｍ程有り、これを約０.５ｍｍ面研して有ります
取りあえず０．５ｍｍ面研致しましたが、ピストンを変更致しますので、この位から様子を見て、実際は今まで１．４ｍｍのヘッドガスケットを入れてセットしておりましたので、（スキッシュは０．９ｍｍ設定）、今回はスキッシュのクリアランスは０．５～０．８ｍｍ位でセットする予定です
ですので、以前のポートの状態よりも圧縮が上がる、もしくは同等になるかと予想しておりますが、こればっかりは組んでみて状態によりセットして行く形となります
これで下準備が出来ましたので、組み込みたいと思いますが、最近また寒くなりましたので、夜作業はかなりキツイですねえ～
でわでわｗｗ
