☆★依頼車両的なぁ~17☆★アプリオ 4VP クランク シリンダー組み2
続きです♪
ジェネレーター、オイルポンプ、ギア周りを取り外し、現状でかなり汚れており、やはりクランクケースの取り付けキャップボルト(6本)は外した形跡は無く、オイルシールの押さえているステーのボルトも回した形跡は御座いません
この汚れ具合だけで作業が行われたいないのが、理解出来るかと思います
駆動系も全バラ致しました
此方も同様にかなり汚れており、OHしたエンジンだと思えない感じで、エンジン外観は前にも言いましたが、依頼主さんがウレタン塗装して仕上げていますので、かなり綺麗ですが(バラす際、気を使ってしまう感じですが)、内部はこの様な仕上がり、かつクランク割り組みが行われていないと言う感じと言う事は、取り合えず社外パーツに交換して、仕上げた感を見た目的に仕上げた風にしてるしか思えませんなぁ~
気が付かないとか思って仕上げたのでしょうかねぇ~
お客さんをバカにし過ぎですなぁ~
プライマリーはパッ見マ○ッシ製です
ベルトは、マッ○ーモ製に交換していたと言う事ですが(見積書にも記載あり)5FA純正が装着されておりました
純正に使用変更したのか、後は元々装着されていた5FA純正ベルトで、交換はしていない可能性も有りますねぇ
セルギア周りも目視致しましたが、やはりボルトを回した形跡も無く、ベルト粕等の汚れが凄いですな~
当初はOH後走行少ないエンジンをバラすと言う事でしたが、この様に結果OHしていない状況が判明致しましたので、ケース等の洗浄はかなり楽かと思いましたが、外観は非常に綺麗ですが、内部はかなり汚れており最悪な状況ですので、チョイと予想より手間となるかとおもいます(汗
腰上は、旧ルイマ製ボア(56mm)ベースで仕上げてると思われます
腰上をバラしました
ポート仕様は取り合えず見せる事は出来ませんが、それなりに手は入っています
ですが、私の今回仕上げた私のハイグレボアのポート仕様とはシリンダー自体同じですが、全く違います
ピストンは、この様に抱き付き痕があります
以前に記事説明致しましたが、☆★依頼車両的なぁ~☆★アプリオ 4VP 参照
1回の抱き付きですと、この様な状態にはなり難く、恐らくセットする際何回か抱き付きを起こしていた可能性が御座います
ですが、その都度バラシ、当たりを取って修正していればまだしも、それすらも行われ居ない感じかと思います
ようやく補機類を取り外し、クランクケースを割る事に致します
セパレーターを使用して割っていきます
片側のケースが取り外せました
やはり見て頂けると判るかと思いますが、ベアリング自体にカーボンが付着していますので、OHして間もないエンジンではこの様な状況にはなりません
エンジン下側のノックピンはやはり錆が発生しやすく、ここでもバラシていないのが判りますなぁ~
ベアリングは当然デフォで使用されえているTPI製(台湾製)ベアリングでしたので、クランク割り組みをしていないのが確定致しました(汗
駆動側もバラし、状況はやはり良い感じではないです
この様な状況で他の箇所のチューニングをして行き(腰上等)更に負荷が掛かっていきますので、想像すれば判りますが、まずクランクベアリングにも影響致しますので、ダメージが発生し易い状況になるのは一目瞭然ですなぁ~
ましては、台湾製のベアリングですので、破損する確立は高まりますし、本元の作業をしないでまた壊れたら、持ち込んで来るだろうとか思っているのでしょうか?
ガソリン(ハイオク)、オイルも指定されてみたいですが、ハッキリ言って論外ですねぇ~
ケースの継ぎ目です
オイルシールも撤去
後は51,5mmクランクに交換いたしますので、事前にマーキングしておき、この様にコンロッドの逃げ加工を致しました
後は、エンジン外観は綺麗ですので、外観キズを付けない様に注意しながら、ケース内部をボンスター等を使用し、地味に洗浄致しました♪
洗浄してる際、気付いたのですが、ミッションベアリングも全交換してる事でしたが、ガスケットが新品ではなく、古い状態(現状で付いていた物)でしたので、本当に交換したのかなぁ~と思いホイール側にメインシャフトのベアリングを目視致しましましたが、かなり遣れているベアリングでしたので、少なくともここのベアリングは交換してません
まぁ~状況から交換していないのが濃厚かと思いますなぁ~
後は、ここからは組み込みして行く感じです
でわでわww