☆★駆動系変更、点検的なぁ~☆★3RY JOG


先日交換した3GF純正クラッチ改(2枚 2JA純正クラッチスプリング仕様)

3GF純正クラッチに小細工を施して、クラッチミートポイントの回転数を下げれる方向にセット出来る様致しましたが、かなり良い状況でクラッチがアウターを捕らえ、低回転域からミートしてるにも関わらず、美味く駆動にトルクを逃す事が出来ておりますなぁ~

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今回は、最近は試していなかった50ベースエンジンに3枚クラッチ、アウター(3YJ純正 クラッチスプリングは2JA純正でセット致します)を装着したいと思います

50ベースエンジンに唯一STDで3YJ純正クラッチが装着されているのは、3YJ、3YK(JOG-Z)のみです

50エンジンで、以前に製作したエンジン(CPI純正GPR50ヤマハOEMエンジン)で47.6mmセンターリブ仕様の車両ですと、3枚クラッチ仕様でセットアップしませんと、パワー的に2枚クラッチですと、半クラが長めになり、トラクションが完全に掛かるまでのラグが有り、エンジン回転が上昇してるのですが、美味くリアタイヤに駆動を伝達出来ていない傾向が出ていました

有る程度、低速~中速域のエンジントルクを稼げている車両ですと、クラッチをむやみに軽量化、クラッチスプリングを強化等しなくとも対応出来ます

何時も言いますが、どの様なエンジン、マフラー、チャンバー仕様でも私の場合、最終的にクラッチの選定は最後に行いますが、問題ない状況の場合、クラッチの交換、セットアップは致しません

無駄にクラッチを軽量、もしくはスプリング強化致しミートポイントを上げて対応してる方も居ますが、必要最低限他の箇所をセットアップの修正等して、最終的にどうしても改善されない場合にようやくクラッチを変更して対応するならまだしも、闇雲にクラッチ交換、スプリング交換するにはお勧めしませんなぁ~

私的に、低速域にエンジントルクの無いのを誤魔化してるにしか過ぎませんなぁ~

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アウターは焼けも無く、クラッチシューの当たり面も満遍なく面圧が掛かってるかと思います

アウター焼けを起してる車両は、まずクラッチミートポイント回転数の上げる目的で、パワーバンド内で繋ぎたいと言う意図で変更してるかと思いますが、クラッチシューの素材の限界値になりシュー自体破損して、2次災害的にを悪循環になり更にクラッチミートもアバウトになり、面圧も減少する上クラッチが滑り、アウター焼けになっていると言う事です

この様になってるクラッチ、アウターはまず、駆動系の仕組みを把握した上でクラッチを交換してるようには思えません

こういう状態になってる車両に限って、駆動ケースに無駄に穴を開け冷却効果を狙う為に加工している車両も御座いますが、根本的な対処ではないです(私は冷却用の駆動ケース加工は致しません)

まず、走行が進むほど、クラッチ、アウターが熱ダレしますし、それによりアウターも焼けるほど変化ですと、アウター自体も熱変形してまず美味くクラッチシューがキチンと面圧を捕らえる事も出来なくなり(アウター側が歪みますので)、ジャダーも出始め、結果どの様になるかは想像出来るかと思います(爆

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上が3YJ純正(3枚)
下が3GF純正改(2枚)

3YJ純正クラッチの重量は715gで3GF純正は645gですので、重量的に重くする傾向となります

同時にアウターも2枚(24G)、3枚用(3YJ純正)も3枚用の方が重いですので、全体的にクラッチの重量のアップとなります

何故、2枚から3枚クラッチに変更しようと思ったのか?

単純に今の50エンジンの状況(出力的に)ですと、もしかしたら3枚クラッチでもパワーを食われず逆に重量アップの恩恵を得られるように思えたから交換してみようと思いました

しかし、クラッチスプリングは2JA純正でセットいたします(低い回転域でクラッチミートして、美味く変速してしてくれればOK)

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序でにプライマリー等もバラシ、点検、清掃致し3枚クラッチに変更致します

これでパワーを食われずクラッチミート出来、今までよりもクラッチ、アウターが重くする事により回転モーメントを増幅出来、最高速をより伸びる傾向にセットする事も可能です(エンジンパワーがないと逆の傾向になる)

でわでわww