★☆依頼作業的なぁ~5 フロントフォークOH セッティング★☆SA16J リモコンJOG 3WF


今回はキャリパー側(左側)のフォークがオイル漏れを起こしてるのをキャリパーOHする際発見致しましたので、オイルシール交換、セッティングを行います♪

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この車両が以前入庫した際には、フロント周りは総交換致しましたが(SA16J中、後期用ステム、5FA1純正フロントフォーク、ヤマンボキャリパー)、その際にフォークはOHして組んでおりましたが、何故オイルが漏れたかは謎では御座いました

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これは以前入庫した際、インナーカバー側に、フォークのアッパーボルトを作業し易い様にホルソーで加工して起きましたので、楽にフォークを取り外す事が可能です

ステム(SA16J中、後期用)は突き出し出来る様に、ストッパーは加工済みです

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そしてフロントフォーク周りを取り外しました

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オイル抜けを起こしている側のフロントフォークを目視致しましたが、何やら違和感がぁ~

インナーチューブのメッキが剥がれてるでは有りませんかぁ~(汗

これが原因という事です

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反対側(右)は全くオイル漏れもなく、状態は良いです(コチラもバラシオイル調整、スプリング交換致します)

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フロントフォークをバラシました

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マジマジインナーチューブを目視致しましたが、かなりメッキが剥がれており理由は判りませんが、アウターチューブ内にインナーチューブか干渉して擦り付けられ、メッキが剥がれた可能性が高いです

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ですので、今まで使用していたインナーチューブは使用不可ですので、私のストック5FA純正インナーチューブに交換致します

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アウター、インナーチューブ、シートパイプ類を洗浄して、オイルシールをアウターチューブに打ち込みます

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アウターチューブにオイルシールを打ち込みますが、オイルシールがアウターチューブに当たる面にラバーグリスを薄く塗っておくと、スムーズにオイルシールが打ち込む事が出来ます

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インナーチューブにシートパイプを取り付け、アウターとインナーチューブを合体させ、シートパイプ側に六角レンチを差し入れてアウター側のロアボルトを締め込みます

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左からSA16J、5FA、3VR純正のフォークスプリングです

今までのは5FAスプリングを装着しておりましたが、5FA純正フロントフォークは元々のセットがかなりプリロード、減衰が硬すぎる為、50車体に流用する場合はポン付けですとかなり硬さは露呈いたします

ですので、流用する場合は、5FAスプリングを遊ばない程度チョップして(荒めピッチ側を加工する)オイル量、硬さでセッティング致しますと有る程度軽減出来ます

しかし、昨今SA16Jのスプリングを流用すると実はかなりマッチングも良く、プリロードも程良い感触になり、ストローク量も増え奥行きの有る足にセットアップが可能になります

どちらかと言うと3VR純正フォークのフィーリングに近く、ストロークに関したはコチラの方が稼げます

SA16J用のスプリングは3VR純正とほぼスプリングピッチが同等ですが、長さが違うのは、SA16Jの方がインナーチューブの長さが長いので、それに対応してるという事です(3VR純正の方がショートストローク気味な仕様と言えます)

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SA16J用フォークスプリングを使用し、フォークオイルはヤマハ純正G10(43cc)でセット致しました

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フォーク単体でストロークさせて見ましたが、以前よりもストロークが約15mm程増え、尚且つプリロードも弱めにで設定致し、伸び側、縮み側の減衰も突き上げ感も滑らかな方向にセット出来ましたなぁ~

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そしてフォークを車体に戻しました

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後はメーターギアハーネスをフォークに這わせる為のブラケットはSA16J用を使用致します

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ですが、SA16Jのアウターチューブと5FA純正のアウターチューブは外径の違いからポン付けは出来ません

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5FA純正フォークのアウターチューブの方が細いですので、ゴムラバーをブラケット側に貼り付け、径に合う様に仕込み固定致します

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こんな感じに固定出来ました♪

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ストロークさせた感じはやはり3VR純正フォークに近いフィーリングになり、シットリ感が有ります

試運転してフィーリングを体感して、何通りかオイルのセッティングを行い、良いフィーリングな所を模索したいと思います

でわでわww