★☆依頼車両的なぁ~4 エンジンバラシ2★☆アプリオ タイプⅡ4VP


続きです♪

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インマニ、リードバルブを取り外し、クランクケース内にピストンのアルミ片、粉塵がこびり付いておりますなぁ

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リードバルブ本体もバラして見ましたが、ご覧の通りアルミ粉塵が付着しております(汗

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プラグ(8番)はこの様な状態でした(汗

依頼主さんがこの様に至った経緯は、端的に説明致しますと、まず秋から冬になる季節の変わり目に、向かい風の道路を約1500m程全開走行してエンジン音を気にせず(まずこの様な状態二なっている事は確実にメット越しでもデトネーション、ノッキング音は間違えなく聞こえてます)、燃焼温度が上昇しプラグがこの様に溶解していますので、かなりガスが薄い状態になっていたと思われます

私的にピストン穴開きのトラブルは愚の居骨頂なトラブルの1つですなぁ~(私も昔良くこの様な状態になり失敗は致しましたが、ここ20年以上は自車でも起こしていないですし、まずエンジン音、エンジンフィーリングで判別出来ます

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ピストン、ヘッドの状況はこの様な状態です

大穴がぁ~(汗

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クランクケース付近はこの様にアルミ片、粉塵が周ってしまっておりますので、クランク、ベアリング、シリンダー、ピストンは交換となります(ヘッドは何とか再使用可能かと思います)

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セパレーターを使用しクランクケースを割って行きます

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クランクケースからシリンダー、ピストン、ヘッド、クランクを取り外し、クランクケースを洗浄出来る環境までバラシました

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やはりクランクにもアルミ片、粉塵がかなり付着しております

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クランクベアリングも、この様にアルミ粉塵がかなりボール部に付着しつつ、張り付いた状態ですので、動きが当然鈍いです

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クランクをセパレートした後のクランクケース内です

目で見て差ほどアルミ粉塵が付着していない様に思えますが、実際はピストンもアルミ製ですので、ピストンに穴が開く寸前はかなり温度が上昇しておりますので、粉砕したアルミ粉塵は柔らかく解けた状態に近い状態でクランクケース内に回ってしまいますので、クランクケース内に張り付いてしまいます

クランクケースもアルミ製ですので、張り付き易く、見た目でも張り付いてる判り難いですので、洗浄する際丹念にスポンジ、ブラシ、ボンスター等で擦り、手触りで汚れを確認しながら洗浄致しませんとキチンとアルミ粉塵が取りきれませんので注意が必要です

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そして、クランクケースを洗浄致しましたが、クランク、腰上部はキッチリ洗浄致しましたが、その他の箇所は有る程度の所まで洗浄しておきました

クランクケース合わせ面はオイルストーンで面出ししました

実際、この洗浄作業が一番時間が掛かってしまいます(この時期には辛い作業ですなぁ~)

後は各部品を組みつけて行けば良い状態になりましたが、続きは後ほどで

でわでわww