★☆依頼部品加工的なぁ~シリンダーフルポート、キャブレター ★☆JOG アプリオ


別作業依頼で待ちとなっていた、ボアアップシリンダー(44mm 排気量59.6cc仕様)をフルポート加工、ピストンクリアランス調整、3YK純正ヘッドを面研加工して帳尻を合わせ、4LV3純正TK16(2本引きワイヤー仕様)のストック品をお譲りするのですが、OHと内径口径加工致してお渡しいたしますので加工いたします♪

イメージ 1
イメージ 2

4LV3純正キャブレター(TK16)です

4LV憂鬱の2本引きワイヤー仕様のキャブレターですなぁ~

有る意味希少です

イメージ 3
イメージ 4

上が4LV3純正、下が規制後2本引きワイヤー仕様のTKキャブレター(5XN品番)

かなり口径が違うが有るのが判りますなぁ~

因みに規制後50車両によく5FA用のTK16を流用する方がいますが、実際規制後50車両でもTK16を使用されている車両は実は御座います(あえて品番は記載しませんが)

こ奴は更に内径加工を施して行きます♪

イメージ 5
イメージ 6

コチラがボアアップシリンダーKIT(KJ製44mm 59.6cc)です

依頼主さんは今現在デイ○ナ製ドラッグボアアップKITを持ち合わせておると言う事ですが、このKITはチョイと不具合が有り(私の今まで経験したでの主観ですが)、やはり50シリンダーギリギリのスリープ内径48mmで仕上げて有り、ボアが大きく出来るのがメリットとしておりますが、ですが致命的なデメリットが有るんです

それは、スリーブがボアを稼ぐ為に、ギリギリまでスリーブ厚を保っておりますが、薄過ぎて、使用してる間に、振動、共振してスリーブにクラックが発生し、それが原因でピストンクリアランスが無くなり、最悪クラックした箇所がバリとなり抱き付きを起こします(何機かこの様な状態になった車体を黙認済み)

ですので、この様なスリーブが薄いシリンダ-はまず、スリーブスカートを短くチョップして強度を保てる様細工する等して対策しませんと、2次災害的にエンジンを破損させてしまいます

後デメリットは、やはりスリーブが薄いですので、熱に対しての耐久性がかなりガタ落ち致します

イメージ 7

排気量を上げるにしても、やはり熱に対して耐久性が無ければ、熱ダレを起こしキッチリパワーを安定して引き出せ無い上、耐久性が無いですので、有る程度耐久性を考えスリーブ厚を確保出来る程のボアに設定し、フルポート加工した方が熱ダレもし難い上、耐久性も上がりますので、私がお勧めした44mmボアで加工する事となりました

イメージ 8

ヘッド、キャブレターは例の洗浄液をシャーレに入れて外装を洗浄致しました♪

後はキャブレターをバラシ、内径加工を施し、OHして、シリンダーをフルポート加工して、ヘッド面研して行く形となります♪

でわでわww