☆★依頼作業的なぁ~エンジン製作16 ヘッド加工☆★アクシス90 JOG90 3WF 3VR JOG


今回は、腰上のセットアップをするのですが、ヘッドをビックヘッド仕様で組み込むのですが、やはりフィンが大きいのはメリットなのですが、やはりシュラウドに干渉するのと、特に今回はスーパーロングクランク(47.6mm)を組んでおりますので、腰上の調整(アルミスペーサーにて調整)致しますので、腰上長が長くなる為に更にシュラウドに干渉する形になります

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まずは、腰上の調整をする前に、ヘッドフィンの加工を行います

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左から3WF純正、3VR純正、ビッグフィン仕様(社外品)です

やはりビッグフィン仕様は純正ヘッドに比べフィンが長めに面積を取れておりますなぁ~

一番良いのは3VR純正ヘッドを燃焼室を54mmまで拡張して使用するのが良いですが、コスト的に高くなるのと、やはり燃焼室の容積も設定しませんと行けませんので、今回はビッグヘッドベースで、燃焼室加工、ヘッドフィン加工しフィッティング致します

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上から、3WF純正、3VR純正、ビッグフィン仕様(社外品)

一番コンパクトなヘッドは3WF純正ですが、やはりフィン面積も少なく、熱効率を考えるとあえてこれでフィッティングするのはメリットが無いです(3VR純正は3WF純正からの熱対策品としてマイナーチェンジしたヘッドとなります)

ビッグフィン仕様(社外品)に予めチョップする箇所の寸出しをしマーキングしておきました

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そして荒削りですが、マーキングしておいた箇所のフィンをチョップ致しました

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ヘッドトップ部のフィンもチョップし3VR純正品と同等までチョップ致しました(ですが、またフィッティングしてみて微調整する可能性も御座います)

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上からの図です

上がビッグフィン仕様(社外品)、下が3VR純正

大体同様の面積となっておりますが、写真右側(インマニ側)はヘッドが逃げる余地が御座いますので、コチラは加工いたしません(その分ヘッド面積が稼げます)

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加工したヘッドを取り付けフィッティングして行くのですが、まずベース厚は1.5mmでセットし、ヘッド側は取り合えず1.0mmスペーサーを使用し、ビッグフィン仕様(社外品)ヘッド(スキッシュエリア約0.8mm位)を仮組み致します

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そして仮組み致しましたが、若干ピストン上死点時ヘッドにピストンが干渉しており、今度はヘッド側のスペーサーを1.5mm変更し仮組み致しましたが、やはりまだ干渉しておりますので、ヘッド側の燃焼室の形状がピストントップ形状とアンマッチしてる事で、一部ピストンに干渉してる可能性が大です

ここで、更にヘッド側のスペーサーを厚くすれば脱げますが、やはりスキッシュエリアのクリアランスが過度に増えてしまいますので、効率良く圧縮が出来なくなりますので、まず燃焼室を加工し対応する事が必要となります

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見て頂くと判りますが、一部打痕が見えるかと思います

やはり燃焼室とピストントップの形状のアンマッチにより干渉してる証拠です

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シュラウドを装着致しましたが、美味く収まってるようには思えますが、やはりスペーサーで嵩上げしてる事も有り、やはりチョイと更にヘッドフィンも再加工する必要が有りそうですなぁ~

まぁ~この辺は現物合わせとなりますので、1発ではフィッティングするとは思ってはおりませんので想定内ですなぁ~

でわでわww