☆★再度点検的なぁ~☆★JOG アプリオタイプⅡ4VP


今回は2ヶ月程前にも点検で入庫した4LV改が再入庫致しました♪

3YK1の作業が御座いましたので、コチラの4LVは作業待ちになっておりました

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今回は以前は取り合えず乗れる状態に修正して、今回はその場所を交換、加工を施して行きます


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まず今回は以前車両入庫時も依頼主さんが、「若干今までよりも圧縮は低くなった様に感じるのですがぁ~」との事でしたので、一度腰上を取り外し、この腰上は依頼主が中古品尾ストックベースをフルポート加工を私が施した物ですが、やはり中古ですのでピストンリングの消耗が原因で、圧縮が下がってる可能性が御座いますので、無条件にピストンリングは新品に交換致します

ですがぁ~(汗

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シリンダースリーブ内がこの様な状態でした(汗

排気ポートがご覧の通りピストンリングがポートに引っかかりエグられております

最悪リングが折れて、エンジン始動不可になるのが定説ですが、このエンジンは運が良かったとしか言えませんなぁ~

せっかくのフルポートシリンダーがぁ~

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ピストンはこの様な状態です(汗

この状態はかなりレア事案ですなぁ

原因はファーストリングのピストンのリング溝にピストンリングストッパーピンが圧入されておりますが、これが脱落して、ピンがピストンに食い込でる上(ピストントップ部を見て頂ければ判るかと思います)、ピストンリングストッパーピンが抜けた事により、ピストンリングが回転して、排気ポート側にリング合口が行ってしまい、そのままストロークしていた為に、排気ポート側がエグってしまった状態かと思います

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そして、見辛いので部屋で再度撮影致しました

かなりエグレておりますなぁ~

この状態ではピストン交換のみでは再起不可です

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ご覧の通り、ファーストリングの合口が排気ポート側に回ってしまってます

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ピストンリングストッパーのピンがこの様に美味い事ピストントップに刺さっておりましたので、何とかエンジンが始動していました

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ピストンの吸気側です

ファーストリングの合口が無いのが判るかと思います

私も以前、ビーク100(4VPエンジン)で同様のトラブルが御座いましたが、かなりマイナートラブルの部類ですので、回避出来るようなトラブルでは御座いません

腰上を新規で製作し組み込んで修理するしかないですなぁ~

依頼主さんと今作業を進めるか検討して、先に新規で純正トルクカム改、キャブレター(TK16)スロットルトップキャップ部ヘリサート打ち込みを行って行きます

でわでわww