☆★依頼車両的なぁ～６ 駆動系セットアップ、洗浄☆★SA16J JOG 3WF
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充電系統が取りあえず美味く稼動する様になり、車両が走行可能になりましたが、何か以前入庫した際仕上げた時のフィーリングとは全く違い感じでしたのいで（発進のピックアップが鈍く、若干変速ムラを起こしていて、エンジントルクが美味く駆動に伝達していない感じでスポイル気味）、知り合いの所に寄る用事が有り、知り合いも愛車を弄っておりましたので、場所を借りて駆動系を点検する事に致しました♪
車両入庫の際、依頼主さんは「駆動系も一度バラして点検して下さい」と言う事でしたが、当日は「駆動系は点検しないで良いです」との事で了承致しましたが、やはり乗車しましたら、かなり以前仕上げた際のフィーリングとは全く違う状態でしたので、私的に無視は出来る事柄では無いです
駆動ケースカバーを取り外しました
特にオイル、グリス類の付着も無く、ベルト粕が付着してる程度で、特に問題なさそうです
プライマリー、セカンダリー側も、ベルト粕が付着してる程度で目視した感じでは問題なさそうです
ベルトは以前入庫した際、３ＷＦ純正（新品）に交換しておりますが、今現在のベルト幅は１６．２ｍｍ程ですので、一番美味しい幅に育ってるかと思います
プライマリー側は、プーリー、フェイスのベルト接触面は変磨耗は無く、状態は良いかとは思います
しかし、全てのウエイトローラーが（６個）同じ様な形状で変磨耗しています
理由は何となく理解出来ておりますが、このプーリーは当時物のカ○製の初期物のプーリーＫＩＴでプーリーカイドローラー外周部がフラット形状（２４Ｇ、初期物２ＥＸ品番の形状と同じ）に仕上げてあり、このプーリーの良い所は、３ＷＦ純正ボスに０．５ｍｍシムを追加した程度で、３ＷＦ純正ベルト（新品 幅１６．６ｍｍ）を装着してもセカンダリー側のベルト位置が面位置にセット出来る程の落とし込みに対応しております
しかし、この様な仕様な為、ベルト面の角度が緩めに仕上げて有りますので、低速～中速域のピックアップは良いですが、高速に伸びがいまいちな感じなんです
後はカ○製（初期物）はローラーガイド部の高速側の稼動域が制限され過ぎており、恐らくこれが原因でウエイトローラーが変磨耗してる原因となっております（↑の写真を見て頂ければ理解出来るかと思います）
こちらがセカンダリー周りです
こちらは車両に取り付けて有る状態で、トルクカムを手で広げようとした際、何やらギシギシと嫌な音が出ており、尚且つ動きが悪く、まずココが原因で変速ムラを起こしてるのがまず判りました
セカンダリー周りを全バラして、単体でトルクカムを稼動させましたが、やはりギシギシいって動きに負荷が有ります
トルクカム、フェイクストシーブをバラシました
グリスが抜け気味と、バリが原因かと思います
ここは定期的に洗浄、グリスアップして点検して方が良いです
フェイクストシーブ部のボス部分は特に問題なさそうですので、ベルト粕、グリスをパーツクリーナーで洗浄してウエスで拭き取ります
トルクカム極端な溝部の変磨耗は無さそうですので、こちらもベルト粕、グリスをパーツクリーナーで洗浄していきます
各部洗浄して、グリスアップする箇所にはヤマハ純正グリスを塗って組み込んでおります
駆動系のクランクケース箇所はざっとですがベルト紺を洗浄致しました
プライマリー側のパーツも一通り洗浄致しました
プーリー、フェイスはこの様な感じですなぁ～
今まで使用していたウエイトローラーはこんな状態です
変磨耗してるのが良く判るかと思います
緊急的に私の３ＲＹセッティング用のウエイトローラー（デイ○ナ製ＳＳ）を使用します
これで組み込んで、早速試乗しましたが、全く違うフィーリングと言うより、変速ムラも無く以前納車した時に近い状態のセットになりましたなぁ～
発進で点検前は、フロントが浮くような事は全く無く、今はクラッチミートしたとたん、フロントが簡単に持ち上がります
ですが、この状態でも良いのですが、１箇所不具合箇所を発見しましたので（ウエイトローラーの変磨耗になる原因）対策し、恐らく対策しますとウエイトローラーに変磨耗も減少し、更に対策をした事でカイドローラー部の稼動域が増えますので、最高速も必然的に伸びる方向にセット出来るかと思います
でわでわｗｗ
