★☆依頼作業的なぁ~33 フロントフォーク交換後 オイル交換★☆スーパーJOGZ
フォークを組んでから有る程度走行してフィーリングを体感致しましたが、以前とは違い全く違うフィーリングになり、格段に良い感じにはなっておりますが、欲を言うとフロントフォークの減衰での突き上げ感を柔らかめにして、ストロークを増やす方向でセット出来ますと更に乗り易く旋回出来る様になるかと思いました
そして早速フォークをバラシ、フォークオイルを交換致します
スプリングはご覧の通りの状態の長さの物がセットされております(所謂社外フォークのスプリングがこれよりも長いスプリングがセットされております)
この手の社外フォークにセットされているスプリングは過剰に長い物が採用されてる事があり、これが原因でストロークも少なく、突き上げ感が大きく出てしまってる場合が御座います
ですので私の場合、インナーチューブ内で遊ばない程度までスプリングをチョップして、微調整はワッシャーで調整してプリロードを調整し、フォークオイルはSTDで注入している量(油面)より少なめにセットして決めます
後はこの手のフォークのSTDの状態でのフォークオイルの量が左右で違う事が多だ御座いますので、新品で購入して装着した場合、内部の慣らしを行いつつ、有る程度走行後、再度フォークを分解し、フォークオイルを交換した方が良いかと思います(オイル自体もかなり硬いオイルが注入されております)
これだけでも、かなり減衰も突き上げ感も減少して、動きも良く動くようになります
スプリング、オイルを抜いて、ストローク量を測りましたが、一番インナーチューブを伸ばした所から、タイラップバンドがストロークした所で止まった所(フルバンプ状態)まで測定致しましたが、約60mm位と言う事が判りました
フォークオイルの量は、カップ内に入れて計りましたが、スプリング、フォーク内の残量を考えると、おおよそ50cc位で設定されてるかと思います(オイルの質、色の問題も有るかとは思いますが、かなり透明感も無く汚れてる様に思えます)
今回、NCY製フォークの場合は、スプリングはカットしないでも良い感じですので、フォークオイルはヤマハ純正G10を使用し、オイル量は40ccでセット致します
この手のフォークは純正フォークに比べ、アウターチューブ内の容積が少ない傾向ですので、同様のフォークオイル量で設定しても油面変化致しますので(油面が上昇する)、減衰が硬めに作用する様になりますので、今回は10cc程少なくして、オイル硬度はG10でセット致します
上がバラす前のストローク量です(約40mm)
下がフォークオイル交換後のストローク量です(約55mm)
フォークオイル交換、設定(量、オイル硬度)のみで、15mm程ストロークが増え、減衰も穏やかに利く上、突き上げ感も以前の状態より減少致しましたなぁ~
この状態で有る程度走行致しました、段差や路面の継ぎ目を越えても、ショックを吸収をしつつ、リバウンドも少なく、曲がる為のストロークも確保出来ておりますので、旋回中も安定感は素晴らしい物で3YKは元々が曲がるマシンですので、FRともに足周りを変更しておりますので、安定感が格段に違いますなぁ~
ブレーキング時もフォークがジンワリ沈み込み、フルブレーキングに近い状態でも、安定して減速してくれます
まさしくコーナーリングマシン的ですなぁ~♪
ガンガンスロットル開けて攻めも不安感が無いです(有る程度腕も必要ですが)
依頼主さんが、以前の状態から今の状態で乗りましたら、全く違う車体に乗ってる様に感じるのは言うまでも御座いませんなぁ~
後もう少し、各所修正、セットアップすれば、納車出来そうです
でわでわww