★☆久々のTKキャブのニードル加工的なぁ~★☆

知り合いの、ビーク100にTKキャブ交換するに当たって、加工を依頼されました!
 
いつもの通りの加工なので、もう慣れたもんでサクサクと加工!

イメージ 2
左が。TK16JOGZRに使用されている

ニードル(3S02)
 
右が依頼された、3VR後期ニードル(3R01)です! 
ZR用のニードルは、3WF1、3VR1に使用されてる物と同じですが、先が細い(中速~高速域)がかなり細く作られていますが、低速から中速域の部分でかなり太くなるので、これもまだ加工する必要有り!
イメージ 1
 
VR後期のニードルは、全体的に太く使い物にならないのでかなり削り飛ばさないと、ちゃんとセットは出ません!
 
そして、ドリルに噛ませ、サンドペーパーを当て削ります(地味な作業ですが、これをやらないと一番下の位置にしても、中速が、薄く出て、セットがアバウトになってしまいます)
 
 
イメージ 3
 
 
そして加工後!
 
左が未加工のZRのニードル
 
右が、加工済みの3VRニードル
 
かなり細くなってますねぇ♪
 
これで、メインを気にせず、ニードルセットが出し易くなるんですよ~♪
 
 
イメージ 4
 
 
 
   
後は、仕上げにピカールを付け面を出し完了
 
爪楊枝仕様の出来上がりですw
 
 
 
 
 
TKキャブは、私的にニードルが結構肝になります。この加工をすると言う前提に使用しないと必ず、セットの路頭に迷いますねぇ!
 
例えばボアアップ、ポート加工をし、こんな事有ると思います。中速を濃くしたい為の加工なので、ニードル域(クリップ一番下時)をメインやスローで濃くセットしても、中速は解消できるが、上が湿り過ぎになる様な時は、ニードルが太過ぎる(繋がりが悪い)という事です
 
 
メインを全開状態でカブル番数さえ見極め、そこから1ステップずつ落として行き、上のセットが出てしまえば(この際中速部分のセットは無視)加工したニードルを使用し段数を一番濃い側からセット出ししてもらえば、80パーセント位の所までセットできます。後色々な要因で変化しますので、普通にセット出しの要領で良いと思います
 
基本、普通レベルのキャブセットが出来ない方は、厳しいと思います
   
ピストンに穴を開けてしまったり(デトネーション)、抱き付き状態に頻繁に良くなってエンジンを壊している方は、キャブセットがかなり支配下に無い方のレベルなのが現状ですねぇ(穴あきは私的に有り得ないです)。

セット時、ノッキング、デトネーションのエンジンから来る音とフィールで判別出来るので、プラグの色だけエンジン状況を判断してる様では、駄目ですねぇ(爆

プラグの色は2の次

PWKやTM等は、ニードルの選択が容易(番数の選定多い)なので良いのですが、TKキャブは、ニードルの種類が無い為物理的に加工するしかないのです
 
そういう現象で、お困りの方試して見てはいかがでしょうか(自己責任で)