☆★依頼車両的なぁ~13☆★アクシス90 フルポート加工


             合間を見てチョクチョク加工しておりましが、ようやく完成致しました♪

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   3WF純正マフラー専用フルポート加工(4DMシリンダーベース 54mm)

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最近も同様の4DMシリンダーフルポート加工を製作致しましたが、前にも記載致しましたが、私が昔、長年何個もシリンダーを色々なタイミング、形状で削り、模索してこのタイミングという形状でポート加工した結果、一番マッチングが良く、ポート加工による低速域のトルクの薄さを損なう事無く、3WF純正マフラーの一番美味しいパワーバンド内のトルクを増幅させ、高回転域は差ほど狙わず、デフォの状態より若干回転数は上昇します(上がっても500rpm程です)

ポート加工でパワーバンドを上昇する様な加工ではなく、パワーバンド内のトルクを増幅させる方向に修正しておりますので、音的に穏やかで有りながら、あっという間にメーターのハリが上昇して行きます

そして、コスト的にも低価格で、パフォーマンスは下手なセッティング不十分なロンクラエンジンよりも体感的に良いエンジンになります

メンテもSTD+αのファインチューンですので、1度セットを出して、所謂チューニング車両のシビアな点検も必要なく、消耗部品のみ点検、交換していけばそれ程車両維持も大変では無いかと思います

ですので、依頼主さんにも具体的な車両維持方法、注意点などは色々説明済みですので、今後何か有ったとしても、有る程度対応出きるかと思います

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排気ポート出口は4DMシリンダー(50、54mm)は3WF純正シリンダーの排気ポート出口より元から大きめに設定されており、3WF純正マフラーを使用するとなると、ここを大きくすれば良いと言う物ではなく、排気ポート内部はポート形状変更により、内部の形状もスムーズにしなければ行きませんので、美味く繋がる様にストレートに吐き出しが行えるように加工して、出口は私の場合3WF純正マフラーを使用する前提ですと4DMシリンダーの場合、形状は整える程度で拡張は致しません

3WF純正マフラー側はエキパイが細いので、スポマフ、チャンバーの様に抜けが特別良い訳でもないですし、拡張してもマフラーの性能以上の吐き出し不可能ですし、排ガスの戻り(反射)の際出口が細くしていた方が、戻りの流速も上がり、特に3WF純正マフラー仕様の場合、この辺を注意して設定をしています

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ピストンはいつもの通りマル秘加工をして、スカートを約3.0mmチョップ、後はシリンダーとのクリアランスを確認致しましたが、元からクリアランスがキツイような感じでは無かったですので、当たりが強く出易い箇所のみピストンの当たり、面取り調整致しました

後は最近この手のボアアップに使用されているピストンが変わり(前は3NW刻印のセカンドリングエキスパンダー仕様ピストンのや54mm、50mm等の刻印のみのピストン、JCC製等)、今回のピストンは無刻印のピストンでした(先日加工して4DMシリンダーの付属のピストンも無刻印でした)

ですが、見た目的に↑で記載した50mm、54mm刻印があったピストンと同様の物かと思います(刻印が無いだけ)

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ベースガスケットもシリンダー側と同じ形状に成るよう、ベースガスケットを補修して、ピストンリングの面取りをしておきました(これ重要)

ヘッドは純正品を面研加工して取り付けますが、今現在のヘッドは、某ショップさんで、ナンチャラカンチャラセットのプランの一部として、ヘッド面研されているとの事ですが、色々この辺に関しては前記事にも記載しておりますが、作業されてるかも怪しい限りでは御座います

まぁ~腰上をバラせば判る事ですし、後はその序にステーターベースの長穴加工(進角加工)とフライホイール軽量加工も某ショップさんで行ったみたいですので、それも同時に確認が出来ますので、(私的にステーターベースの加工は必ず行いますが、フライホイール軽量はお勧めしませんねぇ~)

      天候が悪いですので、頃合を見て組み付けセットしたいと思います

                  でわでわww