☆★依頼車両的なぁ~5 仮ミッションベアリング交換★アクシス90 3WF 3VR JOG
この車両の依頼作業のきっかけは、ミッションベアリングからかなり唸り音が発生しておりますとの事で、ミッションベアリング交換、各部駆動系セットアップを行うと言う事がきっかけです
今回はまず捕機類(電装系、操作系等)をまず仕上げ、最後エンジン本体を車体から降ろし、エンジンOHorチューニングを行って行くと言う形で作業を進めて行きます
ですので、簡易的にミッションベアリング(プライマリギア部(6003))のみ交換し、走行出来る様に修正します(現時点でかなりミッションが唸っておりますので、特にココのベアリングは唸り始めると、かなりのスピードで破損して行きます)
駆動ケースを取り外しましたが、やはり若干ミッションオイルがプライマリーギアのシャフトがベアリング破損により真っ直ぐ回転せず、オイルシールに負荷が掛かっていてその際に少しずつオイルシール部から漏れ始めていたと思われます
まぁ~少量のオイル漏れですので、まだ漏れ始めて間もない感じかと思います(最悪の場合、駆動ケースを取り外した際、プライマリギア、クラッチ周りごと脱落します(汗)
プライマリ周りはプーリー、ランプレート、フェイスがB○F製(プーリーは横○製と同様品)、ボスは3WF純正、0.95mmシム、ベルトはカ○製って感じです
カ○製を今まで使用していた見たいですが、依頼主さんが最近B○F製に交換したみたいです
コチラが動画ですので、状況が良く理解出来るかと思います♪
これだけプライマリギアシャフトが動いてると言う事は、変速する際にもかなり影響してるのは言うまでも御座いません
駆動ケースカバーガスケットは綺麗に剥がれましたので取り外しておきます
ミッションオイルを抜き、ミッションカバーを取り外しました
やはり、あれだけプライマリシャフトが動いてしまっておりますので、ギアの当たりも変化しており、オイルに鉄粉が混じっておりますなぁ~
依頼主さんに事前にお聞き致しましたが、ミッションベアリングは一度も交換した事が無いとの事ですが、プライマリギア部のベアリングのストッパー用ボルトが留まっておりますが、何故か回した形跡が有りました
ミッションケースから、プライマリギア、ベアリングをセパレート致しました
セカンダリーギア部のベアリングも若干ガタ付きが御座いますが、何とかまだ使用可能です
ミッションカバー、クランクケース側のミッションケースを洗浄致しました
右が今まで取り付けていたベアリング、左が取りあえず簡易的に交換に使用するベアリングです
左のベアリングは同様の6003ですが、実はシールド付きベアリングをシールドを両面取り外し使用します(エンジンハンガー部のベアリングの中古を使用してます)
エンジンハンガー部のベアリングは差ほど負荷、回転しませんので、結構取り外した中古品でも程度はまだ使用出来る物が多いのですので、この様な状況の際使用します
無論、エンジンOHの際、ミッションベアリングは全て新品に交換するのは言うまでも御座いません
そしてベアリングをプライマリギアにインストール致しました
ミッションケースを組み、ボルトを締めて、オイルを注入して完成♪
プーリーの状況です
変速ムラも少なく、最大変速も3mm程残ってる状況ですので(外径は100mm)、丁度良い位の稼動しておりますなぁ~
ベルトもこの様最大変速した際、溶接盛付近までベルトが下がって変速終了している為、この様に痕は付きます
3WF純正ボス+0.95mmシム仕様で、クローワッシャーの部のスプラインが面位置状態で取り付けてありました(汗
この様な状況で取り付けますとスプラインを壊す原因にもなり、最悪、プライマリ側が脱落し破損します
ですので、シムを0.3mmを2枚使用し0.6mmで設定しました
横○プーリー(90用 長さ37,5mm)の付属ボスは3WF純正ボスに比べ約1.0mm長く設定されておりますが、この状況ではシムを追加して、プライマリ側の際落とし込みに大して設定出来ませんので、ここはチョイと細工してシムを追加出来る様に致します
ですが、それでもプライマリーチョイスを考えると、少し違和感を感じるのは言うまでも御座いません
駆動系を組み込みました(クラッチ側のボルトを50用(24mmボルト)にお約束ですが交換済みです
駆動ケースに付着していたミッションオイルを洗浄致しました
そして、リアタイヤを回転させましたが、ギア鳴りも無くなりスムーズにタイヤが回転しております
でわでわww