☆★依頼車両的なぁ~76 3VR純正フロントフォーク交換★アクシス90 3WF 3VR JOG


昨日も午前中少し時間が御座いましたので、サクッと先日OHした3VR純正フォークに交換致しました♪

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私的に今現在のフォーク周り(社外品)を装備状態でのこの3VRのエンジン状況ですと、かなりエンジンが元気が良いので、フロントの足が硬い事で、ちょっとして段差に対してのリカバリーが出来ない、フルブレーキングの際も安定感無く、まぁ~不安要素が有りますので、セッティング時の試運転に際、自身の根性でスロットルを開けて走行しておりましたので、まず依頼主さんが更に乗り難くなったのは感じ取れてかと思います

これでフロント足周りと言うより、全体的なバランスが取れてくれると思います(STD状態に戻るだけですが)

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早速フロント足周りバラして行きます

この辺の一連の作業は過去に記載しておりますので、少し省略して記載します

フロントフォーク単体を交換する場合、STDもしくは社外フィークはトップキャップがストッパーとなっており(アンダーブラケット側にもストッパーが有ります)、通常ハンドル、ステムをバラシ、フォークを取り外すかと思いますが面倒かと思います

序に、ステム部の部品(ベアリング、レース)を新品に交換するならバラして行く流れでも良いですが、ステムをバラさずフォーク単体でを取り外す方法は実は御座います

3VRは特にレース部ベアリング仕様がバラバラになってるタイプですので、なるべくステムを取り外す作業はしたくないかと思います(この車両は依頼主さん某純正品に新品交換済みですので、バラバラになる事は無いです)

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まずインナーカバーが引っかかってる部分を取り外し(他の車種の場合、ボルト留めで留ってる物の御座います)、フォーク付近のインナーカバー、インナーレッグを遊びを持たせます(3VRは特にこの方法で交換できます)

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一番簡単のはインナーカバーが側にフォークトップキャップのボルト緩め用のサービスホールを開けておけ楽ですが、今回はこの辺加工はせず取り外します

↑の写真を見て頂ければ判りますが、社外フォーク、5FA、5SU純正等のトップキャップはヘキサゴンレンチで取り外す仕様となっておりますので(3VR純正は17mmボルト仕様となっております),高ナット(10mm 長さは15mm~20mm位の物)をトップキャップに仕込みメガネレンチ(スパナ、モンキーレンチでは恐らくトルク的に舐めます)を掛けて緩めます

特にフラットタイプのメガネレンチが有れば楽に作業が進みます

トップキャップが有る程度緩みましたら、アンダーブラケット部のボルトを緩め、インナーチューブを手で回しつつ、トップキャップを抑え緩めて行きフォーク本体を取り外します

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こんな感じで仕込んで、トップキャップを取り外したという事です(写真の高ナットは長さが30mmの物です)

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社外フォークを取り外しました

何気なくフィットしているダストブーツは、某車両用と言う事としておきます(ダストシールも取り付けて有り2重構造です)

この手のフォークのインナーチューブはサビ易く、メッキが薄いのでインナーチューブの耐久性は純正品に比べ程度が悪いです

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そして3VR純正フォークを取り付けるのですが、ますトップキャップをアンダーブラケット部に仕込み、その後インナーチューブをアンダーブラケットに差込み、取り合えずこの段階でストッパーまで刺さらなくとも良いですので、アンダーブラケット部のフォーク締め付けボルトを締めて、後は力業でトップボルトをインナーチューブに取り付けます

有る程度トップキャップボルトが締ましたら、インナーチューブ締め付けボルトを緩め、ストッパー部にドン付くまで差込みボルトを締め付け、再度トップボルトを本締めして行きます(ココも普通のメガネレンチでも締め付けられますが、フラットタイプのメガネレンチ(17mm)が有れば作業性が上がります)

後は面倒な作業となりますが、アンダーブラケット部(フォークが差し込まれる部分)、トップキャップのストッパー部を削り26mmで加工すれば、アンダーブラケット部のフォーク締め付けボルトを緩めれば、すんなりフォーク単体で取り外す事も出来、後はフォークをアンダーブラケット部で、突き出し可能になり、キャスター角、フロント車高の調整も可能になります

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両側フォークを組み付け、後はダストブーツですが、ストロークに際ブーツ内部の空気を抜く穴が設けられておりますが、なるべくタイヤ側と180度の位置に仕込んで置きますと、雨の走行時に雨水が浸入し難くなります

3VRはダストブーツ上部の固定の仕方が、金属製のバンドで留めてる仕様ですが、その他の純正フォークのブーツはインシュロックで留めて有ります

今回はインシュロックで留めます

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3VR純正フォークを組み込みました♪

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ホイール、ディスクローター、キャリパーを取り付け完成♪

ディスクローターボルト、キャリパーサポート部(アウターチューブ側)はネジロック剤を兼用しボルトを締め付けております

フォーク自体の曲がりもいなく(まぁ~当然かとは思いますがぁ~)、フォークをストロークさせましたが、やはり社外フォークとは比べ物にならない位、ストローク量が増え、減衰もしなやかに効いており、全く違うフィーリングです

後は若干前の車高が上がりました(フォークの全長は同様ですが、未乗車の状態でフォークの仕様の違いで、初期加重状態で沈み込んでしまってるのが原因かと思います)

これで走行しハンドリングを確認して、問題なければ再度フロント足回り付近のボルトを再確認して増し締めし完成となります

でわでわww