☆★依頼車両的なぁ~8☆★アクシス90 F周り
続きです♪
今回は、F周りの点検を行います。依頼主さんから事前に不具合箇所が有る様で、ステムのガタツキガが激しい見たいですので、私が試乗した感じでもかなりガタが出ているのは確認出来ましたが、この位ステムの遊びが有ると、ベアリングレース破損、ベアリング形状不良とかなり重症な感じでないと発生しない状態かと思います
ですが事故暦も無さそうですし、後考えられるのは単純にステムシャフトのナットが緩んでる位しかないかと思います
取り合えず、絶対交換しないといけないものは注文して到着しておりますが、ステム周りは状況により部品を再注文致します
F周りのカウル類を取り外し、R周りは、スロットル周り、キャブ周辺を後でバラしますので、こちらもカウルを取り外しました
かなり汚れております
そしてFフォークはこんな感じです(汗
依頼主さんが最初に車両を持ち込んだ際、色々車体を目視致した際、ブーツがハゲタカになっておりますので、お聞きしたら「ボロボロでしたので、取り合えず邪魔な部分はカットして撤去しました」との事でしたが、やはりこのタイプのフォークはダストブーツですので、撤去してしまうとオイルシールにゴミが食い込み破損すると共に、オイルシールを止めている金具がサビ、次OHする際かなり面倒な事になります。
ダストブーツの残骸をすべて撤去して見ましたがぁ~
このような感じになっておりました(汗
何とかオイル漏れは起こしておらず、出来ればOHしたほうが良いかと思いますが、予算の関係上必要最低限の修理で行う事に致します
そして依頼主さんからメーターが動かなくなっていますという事でしたので、恐らく8割方ワイヤー切れだと思いましたので、純正メーターワイヤーを注文しておきました
やはり原因はメーターワイヤー切れでした
F周りをバラシ、フォークのブーツ交換をするのですが、この様な状態ですと、オイルも交換していないだろうと思いオイル交換する事に致しました
そしてオイルを抜きましたが、この様にかなり嫌な匂いと、汚れ具合でした
フォークオイルが完全に抜けるのを待つ間に、ステムを確認致しましたが、やはりステムナットは緩んでおり、これで遊びが大きくなっていただけででした
一度バラシ、ボールベアリングの状態を見ましたが、まだ大丈夫な感じでしたので、古いグリスを取り除き、新規にグリスを塗り組み付けました
動きもスムーズかつ遊びも無くなりましたので、問題は解決いたしました
フォークオイルが完全に抜いた後、オイルシール箇所の汚れを取り除くのですが、ここは水道水で汚れを柔らかくして、中性洗剤と歯ブラシを使用して汚れを落とすと写真のように簡単に汚れが取れます
場所的にデリケートな箇所ですので、負荷を掛けずに汚れを落とす事をお勧めします
ダストブーツを取り付けます
バントは今まで使用していた物を使用します
しかし
表向きはつや消し黒に塗って有りましたが、内側がこの様な感じでしたので、このままくんで終わりでも良いのですが、やはり私的の納得行かないですので、必要最低限な位まで補修いたします
表面の塗装が浮いている箇所をワイヤーブラシ等を使用し撤去後、脱脂してマスキングをして、つや消し黒に塗装いたしました
一から下地処理してキッチリ仕上げたほうが綺麗に仕上がるかと思いますが、最低限の範囲で補修致しましたので悪しからず
メーターギアは状態も良く、新規でバラシグリスアップした形跡も無い感じです
キャリパーはK○製のやマンボタイプの物が装着されており、ざっと洗浄後、まだパッドが有りますのでこのまま組み込みます
そしてすべて組み込み完成致しました♪
フォークオイルを交換しましたので、前に状態より動きが良くなり、突き上げ感も減少した感じです
後はステムの遊びも無くなりましたので、無駄な動きが無くなりました
後はスロットル周りの処理をしなければならないのですが、以前の記事に記載いたしましたが、偽封印解除的なぁ~物になっておりましたので、正真正銘の封印解除をしてあげなければいけませんので、今度はこの辺の作業を更新したいと思います
でわでわww